東京に巨樹と野生のイルカ100頭!奇跡の島「御蔵島」 (2/3ページ)

FUTURUS

森を歩くと、いたるところで、島で『カツオドリ』と呼ばれる、オオミズナギドリの巣穴が見られる。

カツオドリとは翼を広げると約1.2mになる海鳥である。毎年2月から11月にかけて『御蔵島』で営巣し、子育てをする。その数は数10万羽以上。あまりにも多いため生息数を正確に把握できていない。

たぶん世界でも最大級の繁殖地だろう。10万羽以上の鳥が飛び立つための飛行台にもなっている樹木は、カツオドリのひっかいた足跡だらけだ。

苔むした倒木から、新しい生命が芽吹き、鳥たちのゆりかごとなる御蔵の森は、そこにいるだけで命の循環が確かに感じられる。


■ 名前で呼ばれる御蔵島のイルカたち

『御蔵島個体識別調査2011』によると、『御蔵島』には、110頭ほどのイルカが近海で確認されている。このイルカたちは、もちろん餌付けをされていない野生のイルカだ。

彼らは、非常にフレンドリーで、人間を恐れず、時には一緒に泳ぎ、遊んでくれる。世界各地にイルカが生息している場所は数多くあるが、これほどまでに無防備に人間と交流してくれる、野生のイルカがいる海が東京都にあるというのは、驚嘆に値する。

この島に、これほどの野生のイルカが生息している理由にはいくつか理由があるようだ。ひとつは、黒潮と『御蔵島』の豊かな森に育まれた豊かな海域があるということ。もうひとつは、島の人にとって、イルカははるか昔からいつもそこにいるもの、当たり前のものであったにもかかわらず、『御蔵島』では大規模な漁をしたり、攻撃をしてこなかったこと。

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