知ってほしい、ポイ捨てごみ調査システムを開発した「ごみ拾いSNSピリカ」代表の思い (3/3ページ)
しかし、ここで小さな壁に直面する。地方自治体にサービスを導入する際には“税込10万円の壁”というものがあるという。その金額を超えると入札を行う必要が生じるため、導入へのハードルが一気に上がるのだ。
『フクロウ』は、専用の研修を受けたスタッフが足と目を使ってゴミをカウントしたものを、データ化してヒートマップにしたものだ。人力に頼った調査なので、精度を求めれば人件費はかさみ、コストを気にすれば精度は落ちる。
「人間が数えている限り精度は低いままで、誰もが使えるものにはならない」
そこで考え出されたのが、画像解析によるポイ捨てゴミ調査システム、その名も『タカノメ』だ。

source:http://kibi-dango.jp/
利用方法はいたって簡単。自転車にスマホを固定し、街中を走るだけ。
カメラで撮影された位置情報を含む画像をコンピューターで解析、その中からポイ捨てゴミを計測し、グラフやマップに自動可視化。大幅なコスト削減が期待され、自治体が『フクロウ』を導入するハードルが下がるはずだ。
■ クラウドファンディングで資金調達に挑戦
現在、小嶌さん率いるピリカでは、『タカノメ』の研究開発に力を注いでいる。足りない資金を補うため、クラウドファンディング『kibidango』でも多くの人の協力・支援を仰いでいる最中だ。
「世界からポイ捨てゴミをなくす」という壮大な目標を掲げ、『ピリカ』、『フクロウ』、『タカノメ』という三羽の鳥の翼に賭ける。そんな彼らが見る夢に、少しばかり便乗してみるのも悪くはないだろう。
ゴミが落ちていたら拾う。
そんな単純なことだけで世の中が少し美しくなるのだとしたら、やらない手はない。
そして、もしもその単純さの積み重ねでしか世界が変わらないのだとしたら、なおさらだ。

【参考・画像】
※ beeboys / Shutterstock
※ 世界をきれいにするピリカの挑戦!ポイ捨て調査システム「タカノメ」を開発したい!(By 株式会社ピリカ) – kibidango