3Dプリンターが医療で活躍!チタン製3Dプリントで失った肋骨の骨格を再建! (2/2ページ)
■ 3Dプリンターの技術が医療に活かされていく
今回の手術で複雑な設計が施された、“チタン製人工骨格”が採用されたのには事情があった。
患者の骨の失われ方によって、残った骨同士が離れすぎていたのだ。つまり、補強しなければならない部分の距離が離れすぎていた。
そのためプラスチックのインプラントでは、形状と柔軟性が維持できないと予想された。
しかし、単純にチタンで元の骨格を再現し、置き換えただけでは柔軟性が再現できない。
そこで、素材は丈夫なチタンでありながら、柔軟性を再現できる複雑な形状を3Dでデザインし、3Dプリンターで出力したのだ。
それらの技術が組み合わさり、患者にとって最適な形状で、丈夫さと柔軟さも兼ね備えた人工骨格が作られた。
このように3Dプリンターの技術が医療で活かされる機会は、今後ますます増えていくだろう。
【参考・動画】
※ Cancer patient receives 3D printed ribs in world-first surgery – News @ CSIRO
※ Cancer patient receives 3D printed ribs in world first surgery – YouTube
【画像】
※ cristovao / Shutterstock