3Dプリンターが医療で活躍!チタン製3Dプリントで失った肋骨の骨格を再建! (1/2ページ)

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3Dプリンターが医療で活躍!チタン製3Dプリントで失った肋骨の骨格を再建!

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以前から、人工骨にはチタンが使われることがあったが、この度スペインのサラマンカ大学病院で成功したのは、3Dプリンターで作られた、複雑な形状の“チタン製骨格”を埋め込む手術だった。

埋め込まれた人工骨は、胸壁腫瘍で、胸骨と肋骨(ろっこつ)の一部を失った患者に埋め込まれたが、かなり複雑な形状に合わせなければならなかったにもかかわらず、まるで手袋を嵌めるように、ぴったりと患者の骨と繋がったという。

果たしてどのような技術だったのか。

■ ぴったりとフィットする人工骨格を3Dで設計する

チタン製の骨格は、オーストラリアはメルボルンのインプラント・医療機器メーカーである、Anatomics社が豪州国立学術基礎研究統合体(CSIRO)と合同で製造したものだ。

チタンとはいっても、複雑な形状と構造によって、骨と同じ様な柔軟性も備わっている優れものだ。

この人工骨格を埋め込む患者の男性は、胸壁腫瘍で胸骨と肋骨の一部を失ってしまったのだが、その残った骨の接合部分は複雑な形状であった。

しかし、人工骨格を手術中に合わせながら削るわけにも行かない。そこでまず、患者の残っている骨格をCTスキャンし、そこから得られたデータで3Dデータを作った。

そしてこの3Dデータにぴったり接合できる様に、人工骨格の形状を3Dで設計したのだ。

そして設計された人工骨格の3Dデータは、130万ドルもするという金属3Dプリンターで出力された。

実は、3Dプリンターで“チタン製人工骨格”を出力したのは、これが初めてではない。しかし、今回の様に、姿勢で形状が複雑に変化する、胸部のチタン製骨格を出力したのは、今回が初めての試みだそうだ。

従って、チタンでその胸部の骨が持っている柔軟性を再現するために、人工骨格は元あった骨の形状をそのまま再現せずに、機能を優先した形状になっている。

予め、3Dデータ上で形状の整合性を取ってあったため、埋め込み手術は成功し、術後半月ほど経った段階では、患者は順調に快復に向かっているという。

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