なぜ私達は四階は「しかい」と読まない?階数の数え方の謎に迫る (2/2ページ)
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レビュー
「ん」のあとすべてが濁るわけではないけれど、そういう傾向があるため「三階」は「さんがい」と濁るというわけです。
でも、「よんかい」は「ん」のあとなのに「かい」で、濁りません。これは、もともと漢語の発音の「しかい」が「よん」に置き換わっただけなので、そのまま濁らない「かい」となったのだということ。
■「数の読み方」ルールは一部だけ
ところで、「十%」はなんと読むでしょうか? ジッ%? それともジュッ%?
これはどちらも間違いではないそうです。歴史的には「十」の発音はもともと「ジフ」で、そこから「ジッ」となったといいます。
しかし一方で「ジュウ」にも変化したため、現在「十」の表記は「ジッ」と「ジュッ」の2とおりあるのだということ。
だからNHKの放送でも、伝統的な「ジッ」を優先しているものの、「ジュッ」も認めているのだとか。
数の読み方すべてにルールがあるなら問題ないものの、そうはいかないから難しいということ。そこが、日本語の難しいところかもしれません。
(文/印南敦史)
【参考】
※NHKアナウンス室(2015)『「サバを読む」の「サバ」の正体: NHK 気になることば』新潮社