簡単に言うと、なぜ中国の「元」は「国際通貨」を目指しているの? (2/3ページ)

学生の窓口

簡単にいうと「仮想の通貨単位」みたいなものです。

OKになると「100億SDR」に当たるお金を借りられます(ほとんどの場合は米ドル)。

SDRが実際の米ドルでいくらになるのかは変動します。例えば9月8日現在、

●1SDR = 1.401660ドル

です。

⇒データ出典:IMF「SDR Valuation」
http://www.imf.org/external/np/fin/data/rms_sdrv.aspx

このSDRの価値は「ドル」「ユーロ」「円」「ポンド」によって決まります。現在、

米ドル:41.9%
ユーロ:37.4%
ポンド:11.3%
円:9.4%

という構成比で「SDR」の価値が算出されています。SDRというバスケットに通貨を入れているというイメージで、これを「通貨バスケット制」といいます。上記の「SDR(特別引き出し権)を構成するもの」というのはこのような意味なのです。

なぜ、こんな面倒なことをしているかといいますと「SDR」の価値の変動を抑えるためです。国際通貨四つがバスケットに入っていますから、たとえそのうちの一つが大きく変動しても、その影響を最小限に抑えることができます。

「100億米ドル」借りたA国が、返すときにその「米ドル」が大暴落・大暴騰していたら大変なことになります。貸したIMFが大打撃! なんてこともあり得ます。ですから、安定した価値のある「SDR」を仮想で作って、その単位でお金を貸すことになっているのです。

■中国の「元」はなぜ国際通貨を目指す!?

さて中国の「元」です。

中国政府は自国通貨「元」を国際通貨にしようと運動しています。これは取りも直さず、上記のSDRに入ることを目指しているのです。

IMFはそのバスケットにどんな通貨を入れるのかを5年ごとに決めます。中国政府は次の総会でこの一角を占めることを狙っているのです。

SDRに食い込めると、「国際通貨」として認められ、各国(政府および金融当局)の準備通貨(外貨準備高の相当量を占める通貨)となることが期待できます。

「簡単に言うと、なぜ中国の「元」は「国際通貨」を目指しているの?」のページです。デイリーニュースオンラインは、海外などの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る