アメリカ銃規制議論の行方…「憲法修正第2条」とハリウッドスター・ジョン・ウェイン (3/4ページ)

FUTURUS

生徒と教員合わせて13人の命が奪われたこの事件は、合衆国民の心に深い影を落とした。「やはり銃規制は強化されるべきではないのか」。ところが全米ライフル協会は、なんと事件の10日後に、コロラド州デンバーで銃規制に反対する集会を開いたのだ。のちに協会は、「事件の前から決められていたスケジュールだった」と弁明しているが、問題は事件を受けてもそのスケジュールを一切変更しなかったという部分にある。

その後もヘストンは集会の度に登壇し、熱弁を振るった。そしてこう叫んだのだ。

「死んでも銃は手放さないぞ!」

その主張は、ジョン・ウェインのそれと1インチもずれることはなかった。ヘストンもやはり、“護憲派”だったのだ。


■ アサルトライフルはいらない

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一方で、こんな論調もある。

<憲法が定められた時代の銃は、先込め火打ち石式のマスケット銃を指す。現代の攻撃用小銃は、その対象にはならない>

つまりアサルトライフルや対物ライフルなどの銃の威力は、憲法が想定したものではない。だからそれを規制しても違憲ではないという解釈だ。

アサルトライフルの貫通力がシャレにならないということは、アメリカ人自身がよく知っている。『AR15』から飛び出た弾丸を防ぐには、中途半端な厚さの防弾チョッキでは意味がない。アメリカの銃規制賛成論者は、「まずはアサルトライフルから」という切り口で議論をする。

最近では、ハリウッドスターの中でも銃規制を呼びかける人物が出てきた。しかも長年の共和党員で、政治思想に関しては保守的なとある人物が「アサルトライフルなんかいらない」と公言している。

彼の名は、シルベスター・スタローン。もはや説明不要の大物俳優である。スタローンはかつてのジョン・ウェインのように、アメリカの愛国心を強調するかのような映画にいくつも出演している。

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