「肥満遺伝子」はある!DNAレベルで決定されていた肥満体質! (1/2ページ)
沢山食べても太りにくい人、逆にあまり食べなくても太りやすい人、みなさんの周りにもそういう人がいるかと思います。では、一体肥満体質とヤセ体質、その決定的な違いとは何なのでしょうか。その答えはズバリ「遺伝的要因」です。
近年、「肥満遺伝子」なるものの存在があることが解ってきました。これはエネルギー代謝に関係している遺伝子で“太りやすさ・太りにくさ”に関連しています。
エネルギー代謝に関連している遺伝子の種類は多数あり、今までに発見されているものだけでも50を超えています。
その中で “太りやすい体質を作る肥満遺伝子”には、主に
・β3アドレナリン受容体(β3AR)の変異
・脱共役タンパク質1(UCP1)の変異
という2種類があります。ここでは、この2つの遺伝子の特徴をみていきたいと思います。
■ 1:β3アドレナリン受容体(β3AR)の変異 エネルギー消費を節約してしまう倹約遺伝子。
なるべくエネルギーを使わないようにして、少ないエネルギーでやりくりするように働きます。そのため、残ったエネルギーを体脂肪として溜め込んでしまうのです。
飢餓に強いというメリットはありますが、現代のような飽食の時代では、ムダにエネルギーを溜め込むゆえ、肥満になるといったデメリットのほうが大きいでしょう。
この倹約遺伝子は、日本人の3人に1人がもっていると推定されています。また、倹約遺伝子をもっていると1日当たりの基礎代謝量が通常よりも200kcalも低いことがわかっています。