【未来予想図2020】驚きのフランクフルトモーターショー2015から、2020年の未来を予測! (2/4ページ)
そういう意味で、世界的なトレンドの先取りは、ドイツ勢よりも日系ブランドの方が上手だなと思う。2020年の世にはSUVが今よりももっとたくさん走っているだろうが、それはきっとクロスオーバー風が多いのではないだろうか。

■ 目立ったPHVコンセプトカー、しかし本命は「48Vシステム」?
次に目についたのはプラグインハイブリッド(PHV)だ。ドイツ勢のコンセプトカーといえば、ほとんどがPHVだ。量産車としても、フォルクスワーゲンは、ゴルフやパサートにPHVのGTEを設定。つい最近、BMWもX5のPHV版である『X5 xDrive40e』を日本に導入している。
では、2020年になると世の中はPHVだらけになるのか?
個人的には、その可能性は低いと思う。確かにPHVは、便利でクリーンな乗りものだ。しかし、普及するには高コストという大問題をクリアしなくてはならない。いくら素晴らしいシステムでも、生活者にとっての費用対効果があわなければ普及は厳しい。
これほどハイブリッドの普及した日本でも、2020年時点でのPHVの大ブームというのはまだまだ現実的でない。苦戦を強いられているピュアな電気自動車も同じことが言える。
では、どうなるのか? ちなみに、ディーゼルにも不正問題という逆風が吹き始めた。もちろん、燃費規制の締めつけは容赦ない。そうなると、残るのはハイブリッドしかない。しかも欧州には隠し球があった。
それが『48Vシステム』だ。
今回はコンチネンタルなどのサプライヤーのブースには、「市販化間近!」と謳う『48Vシステム』が数多く展示されていたのだ。
これは、発電に使うオルタネーターを、減速エネルギー回収と加速のアシスト用モーターに利用するというもの。日産やスズキが採用する、マイルド・ハイブリッドと同様のシステムである。ただし、欧州勢は、システム全体の電圧を日本の4倍である48Vに上げた。