使用期限の切れてしまった薬の服用はOK?NG? (1/2ページ)
あなたのお宅の薬箱には、使用期限の切れたお薬が眠っていませんか?
風邪や頭痛でつらい時、「少しくらい期限が切れていても大丈夫だろう」と軽い気持ちで服用してしまった、などという話もたまに耳にします。しかし、当然のことながら使用期限の切れた薬の使用は控えて下さい。
今回は、使用期限の切れてしまった薬の安全性について、薬剤師に解説していただきました!
薬の使用期限は3年?どんな試験が行われる? 医薬品の期限は国から販売承認が出る前に安定性試験(長期安定性試験、加速試験、過酷試験)が行われ決定されています。少なくとも1年間の品質保証が原則であり、大体3年間の期限が多いです。
また、安定性試験試験の内容は以下のとおりです。
・長期安定性試験
室温と同様な環境(温度:25度、湿度60%又は温度:30度、湿度60%)で物理的影響、化学的影響、生物的影響、微生物の有無などを12ヶ月に渡り変化を検査。つまり、長期に渡って品質が保たれているのかを確認する試験です。
・加速試験
長期安定性試験より悪い条件(湿度:40度、湿度:75%)で長期安定性試験と同様な影響をみるのと同時に短期的に逸脱した影響を6ヶ月間確認する試験。つまり、長期間適切に温度が保たれるとは限らず、流通や保存環境によって高温になっても品質が適切に保たれるかを確認しています。
・過酷試験
加速試験よりも過酷な高温、高湿度、酸化、光による影響を確認する試験です。
以上の試験を経て使用期限が設けられています。
使用期限を切れると何故危険なの? 薬は使用期限以上の試験をしていない、又はそれ以上の品質を保証できるデータがない為、使用を控えた方がよいでしょう。