【考察】「セックス・ロボットの禁止は間違い!」という論 (2/7ページ)

Kotaku

彼らが反対を主張する理由は、「機械による動きが事故を起こし、人間に危害を加える可能性がある」という「スカイネットにより人類が殲滅されてしまう」説に近いものですが、それとは少し違った意見も含まれています。それがこちら。

「すでに存在する不平等を増強、または再現してしまう。」

現実的に世の中には、性差別女性蔑視、そして男性上位主義といった問題は山積みです。「それをロボットにまでやらせるのか!?」ということに加え、他にもリチャードソン博士はこう言っています。

「女性や子供の姿をした機械がセックスの対象として使われることは、人間のパートナーや売春婦たちのかわりである。」

『エクス・マキナ』『her/世界でひとつの彼女』といった娯楽映画に代表されるように、人間の男性がいつしかロボットの女性に心を奪われてしまう話はいくつも作られています。

フェミニスト的な視点で言うと、これらはほとんどの場合、男女平等を考えずに男性上位主義的に機械の女性を(性的にも)支配しようとする話ばかりです。そしてセックス・ロボットだけでなく、現代社会で活躍するテクノロジーの多くが、男性によって設計され、男性が使うために作られています。

「io9」曰く、たとえばスマートフォンは男性の大きな手に馴染むように作られており、なおかつ男性の服に収まるサイズに出来ているとのこと。ペースメーカーに至っては、20%の女性にしか適用できない大きさなのだそうです。

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