日本で初めて認証を取得した「BIOホテル」で体験するビオツーリズム (2/3ページ)
ビオ(BIO)とはオーガニックのこと。宿で提供される食事、コスメ(シャンプー・石けん・スキンケア用品)は、すべてオーガニック。
タオル、ベットリネン類、施設の建材や内装材も可能な限り自然素材の使用を目指し、滞在するゲストの健康や自然環境に配慮した健やかで安らぎのあるホテルを『BIO HOTEL』と呼ぶ。これらは、オーストリアにある『BIO HOTEL協会』が定めた厳しい基準により認定される。
認定を受けたホテルは、ドイツ、オーストリア、イタリア、スイス、など7か国で約100軒(2013年10月現在)ほどだが、同宿は2015年の5月にリニューアルをし、ヨーロッパ『BIO HOTEL協会』の公認を受け発足した『BIO HOTEL JAPN』より、日本で最初に『BIO HOTEL認証』を受けた。

宿で使われているもの、触れるものすべてが自然素材なので、あえて宿にはスリッパが置いていない。アカマツの無垢材を利用した床は裸足で歩くと本当に気持ちがいい。
漆喰(しっくい)や珪藻土(けいそうど)の壁も木材と同様に呼吸をし、調湿機能があるからだろうか、空気の質を高めてくれる。肌に触れる布団やリネン類、タオルなども認証をとったオーガニックコットンを使い、眠りの質にもこだわっている。
宿では自然エネルギーも活用している。地元の森林組合から虫くいなどで製材に適さない木材を木質チップとして購入し、ボイラーで燃料として炊いて給湯や床暖房などに使っている。いわゆる“木質バイオマス”の活用だ。また、ダイニングには薪ストーブ、最近では、外に薪で炊けるかまども設置された。
時には、薪割りをしてかまどで火をおこしご飯を炊いてみるという貴重な体験も味わえる。里山では地域の木材がエネルギーであったことを実感できるだろう。