日本で初めて認証を取得した「BIOホテル」で体験するビオツーリズム (1/3ページ)
長野県池田町の街並みを眼下に眺めながらから、少し山を登った中腹に静かに佇む宿、『八寿恵荘』は、その存在を自然の中に溶け込けませている。
館内に入ると、カモミール(カミツレ)や木の香りが漂い、思わず深呼吸をしたくなるほど。
それもそのはず、内装は、8種類もの地域材をふんだんに使い、自慢のお湯はカミツレのエキスがたっぷり入り、『華密恋(かみつれ)の湯』と名付けられている。
カミツレの畑は宿を囲むようにあり、その広さは約8,000坪。収穫期の6月になると、周囲は黄色の花芯をもった可憐な白い花で埋め尽くされるという。
このカミツレは、宿の隣に併設された自社工場で、入浴剤に加工されている。
■ 入浴剤としてだけでなくオーガニックスキンケアにも

農薬を使用せず丁寧に栽培され、手摘みで収穫されたカミツレは、花だけでなく茎も葉も残されることなくエキスに抽出される。消炎や保湿効果に優れたカミツレの湯は、身体が芯から温まり、肌がしっとりする。
他の地域も含めて栽培される13万株ものカミツレは、入浴剤だけでなく、この宿で使われるシャンプーやせっけん、化粧品などアメニティすべてに使われ、オーガニックスキンケア商品として販売もされている。
宿では、カツミレが食事のメニューやデザート、ハーブティーにも使われ、まさに五感を通じてその豊かな恵みに触れられる。
『カミツレの里』と呼ばれるゆえんだ。

■ 自然素材、オーガニック、自然エネルギーを体感
この『八寿恵荘』、アジアで初の『BIO HOTEL認証』をとった宿としても注目を集めている。