日本で初めて認証を取得した「BIOホテル」で体験するビオツーリズム (3/3ページ)

■ ハードルの高い食事のBIO認証、その素材の味は滋味深い
食事ももちろん、オーガニック素材を使い、BIO認証基準をクリアした農産物を使っている。
宿のオーナーの北條裕子さんは、「食事の基準を満たすのが一番難しい」と話す。
野菜は敷地内の自社農園でも有機栽培するなどしているが、肉類、魚類などの認証済みのものは、なかなか手に入りにくいのだ。素材にこだわり、手をかけて調理された料理は、素材の味が濃く、滋味深い味がした。

『八寿恵荘』では、リニューアル前から、アトピーなどのアレルギー疾患をもつ方やがんを経験した方たちをサポートする活動をしてきたという。北條さんによると、最近はアレルギー疾患は大人にも増えていて、その原因のひとつがストレスだという。
そのため、今回都会で忙しく働く女性が、宿に滞在し、自然体験やヨガなどをすることで、どれだけストレスケアに効果があるかということを確かめるモニターツアーを実施した。
医師が随行し、到着後と滞在後に医療的な機器によりストレスの度合いをチェックするというものだ。筆者もそのテストを受けたが、自律神経測定などでは明らかに好転する数値が出た。
■ 「BIO HOTEL」で自然のリズムを取り戻す

北アルプスを望む大自然に囲まれ、農作業をし、ゆっくりカミツレのお湯につかる。そして、衣食住すべてにこだわった自然素材に触れ、味わう中で、都会の追われる生活とは異なる自然のリズムが戻ってきたのだろう。
さまざまな病気の誘因ともなるストレスを侮らず、時にはこんな場所で自分をほぐしてあげることも必要なのかもしれない。
【参考】
※ 八寿恵荘
※ 華密恋
※ BIO HOTELS JAPAN