やっぱり心地よい? 関西弁で綴られるおすすめ小説5選 (1/2ページ)

温かい響きで、人情味が溢れる関西弁。関西弁で書かれた小説を読むと、心がほっこりして優しい気持ちになれるという人もたくさんいます。谷崎潤一郎や織田作之助など、有名作家が関西弁で綴ったおすすめの小説をご紹介します。
■『細雪』 谷崎潤一郎
第二次世界大戦前の関西の上流階級で生きる、蒔岡家の四人姉妹、鶴子、幸子、雪子、妙子の儚い運命と滅びを美しく描いた小説。会話がすべて大阪の船場言葉で書かれており、関西弁で綴られる静かな人間模様が心に沁みる作品です。「細雪」は谷崎潤一郎の代表作であり、妻の松子さんをモデルにして書かれた作品としても広く知られています。一度読み始めれば、小説の中に息づく壮大な世界観に引き込まれること間違いなし。
■『夫婦善哉』 織田作之助
芸者上がりの蝶子と所帯を持ったことで、大阪の化粧問屋から勘当されてしまった放蕩息子の柳吉。転々と商売を変えるが長続きしないダメ男の柳吉と、そんな柳吉にべた惚れの蝶子。どうしようもない柳吉を支える蝶子の陽気さと、2人を取り巻く大阪の人々の明るさ。関西弁の会話が心地よく、読後は清々しい気持ちになれる物語。
■『円卓』 西加奈子
小学3年生の琴子は、平凡やしあわせが受け入れられない。孤独に憧れている個性的な少女が、悩み葛藤しながら成長していく姿を追っていく物語です。「うるさいぼけ」小学生の女の子とは思えない毒舌、巧みに繰り出される関西弁に驚きながら、いつしかその世界に引き込まれてしまいます。直木賞作家の西加奈子さんが2011年に発表。芦田愛菜ちゃん主演で映画化もされ、大きな話題になりました。