急増する子どもの「食物アレルギー」、親が日常気をつけたいことって?

It Mama

急増する子どもの「食物アレルギー」、親が日常気をつけたいことって?

食物アレルギーを持っている子は年々増え続けています。たとえ我が子がアレルギーでなくても、お友達の子どもがそうであるケースも多いです。

全ての人が食の安全について考えるにはまだまだ時間がかかりそうなので、我が子がアレルギーだった場合は、日常の中に危険がたくさん潜んでいることを親も子どもも理解する必要があります。

そこで今日は、『1人でできる子が育つ テキトー母さんのすすめ』の著者の立石美津子が子どもの食物アレルギー対策についてお話します。

■神経質になり過ぎず専門医の受診を

赤ちゃんは肌も弱く乳児湿疹になる子もいます。でもイコール、アレルギーという訳ではありせん。

しかし一方本当に食物アレルギーの赤ちゃんもいます。母乳育児のママは自身の食べるものを制限し、母乳に成分が混ざらないようにしたり、粉ミルクは使用不可なので専用のものを使わなくてはなりません。

けれども、食物アレルギーではないのに専門医の受診をすることなく卵、牛乳などの栄養の元となる蛋白質を厳しく制限したり、牛乳を与えたらお腹が緩くなったからと“乳アレルギー”だと素人判断するのは止めましょう。

牛乳を飲んで下痢をするのは牛乳に含まれる乳糖が分解できないために起きる“乳糖不耐症”で食物アレルギーとは異なります。

■食物アレルギーと診断されたら

専門医から、食物アレルギーと診断された場合は、食事制限が必要です。

厚生労働省による『食物アレルギーの栄養指導の手引き2011』によると、例えば、「鶏卵アレルギーの場合は、マヨネーズや洋菓子などの、鶏卵と鶏卵が入った食品を食べないように気をつけなけれならない」と書かれています。

でも、実際に鶏卵アレルギーだとしても、鶏卵が少しでも含まれている食べ物を具体的に連想するのは難しいですよね。

食物アレルギーの対策の難しさは、日常的に対策が必要なことに加え、そのアレルギーだと、“具体的にどんな食べ物がNGなのかがわかりにくい”ということにあります。

今回は、筆者が実際に日常の中で気をつけているアレルギー対策もご紹介します。

(1)卵・乳アレルギーの場合

・粉ミルクは使えない。

・ハンバーグ・コロッケ・プリン・ケーキ等を食べることができない。

(2)小麦アレルギーの場合

・重度の場合、パン屋の傍を通るだけで空中の成分を吸い呼吸困難に陥る。

・パンを焼いたトースターでお餅を焼いて食べさせることは禁止

(3)大豆アレルギーの場合

・醤油は大豆が成分。外食、加工品、お惣菜を利用出来ない。

・家庭では大豆を成分としないひえ醤油、あわ醤油など専用のものを使うようにする。

単独でアレルゲンを持っているだけでなく中には“牛乳・卵・小麦・大豆”すべてNGのケースもあります。その場合、家の中にアレルゲンを持ち込まないためにフライパン、スポンジなどの調理器具も別にしなくてはなりません。

■世間の理解はまだまだ

これだけやっていても世間の理解はまだまだ。飲食店で働いているにも関わらず、“アナフィラキシー・ショック”という言葉さえ知らない人も多いです。

アレルギーについての知識がある人とない人は様々です。例えば、飲食店の店員さんがアレルギーについて無知であったり、ママ友との集まりで大皿にクッキーなどが盛られることもあります。

子どもの食の安全について、世の中全体に理解が深まるのはまだまだ遠い道のりで、その間に誤食事故が起こってしまうかしれません。

アレルギーの子を持つ親は子どもに“自分の体質について”と、“人からもらった食べ物を口にしない”“親に聞いてから食べる”ということを教えておき、子どもが成長するにしたがって自分でアレルゲン表示の見方を教えたり店員に自分で確認できるようにしつけていきましょう。

外食産業でも、食物アレルギーに関する教育が徹底されているのは一部です。

もちろん飲食店側の教育ももっと改善されるべきですが、まずは我が子にしっかりと自らの体質を教えていきましょう。そして、“この食べものは食べても良いのか“を将来自分で判断できるように、毎日の中で食べ物に注意する習慣をつけていきましょうね。

「急増する子どもの「食物アレルギー」、親が日常気をつけたいことって?」のページです。デイリーニュースオンラインは、カルチャーなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る