【冴え女シリーズ(6)】[苦手だった不良転校生が・・・?]第2話(後半)「大丈夫か、顔が赤いが」 (2/3ページ)
変わったのなんて身長と体重と髪型くらい」
藤宮「……ふっ」
智子「!」
藤宮「それできっと、今みたいにうるさかったんだろうな……」
智子(わ、笑った! イケメンだイケメンだと思ってたけど、めちゃくちゃかっこいい!)
藤宮「日高? 大丈夫か、顔が赤いが」
智子「な、なんでもない」
藤宮「変な奴だな……」
智子「と、とにかくあたしがそうだったんだから、きっと藤宮も今、写真とか見返したらビックリすると思うけどな」
藤宮「とかなんとか色々言って写真を持ってこさせるつもりだろう? 見せないからな」
智子「……ケチ」
藤宮「勘弁してくれ……小さい頃の自分は本当に酷かったんだ。野球をやってたのだって、好きでやってたというより体力作りの一環だったしな」
藤宮「まぁ、それでも向上心ってやつは持ってて、ここから数駅離れたところに土手があるだろう?その土手で下手ながらにいつも練習してたな」
藤宮「野球は楽しかったし、練習は苦じゃなかったが、向いていなかったんだろう。全然上手くならないから、転校を機にやめたんだ。他にやりたいことがあったしな」
智子「あれ? ってことは藤宮、昔はこの辺りに住んでたの?」
藤宮「……行ってなかったか? 小学校低学年までこっちにいて、親の都合で転校して、それでまたこっちに戻ってきたんだ」
智子「そうだったんだ。もしかしたら試合をやった事があったのかもね?」
藤宮「……どうだろうな。なにせ控えだったし」
智子「話してたら久々にキャッチボールしたくなってきたかも。