パスワードは3つに分けて!家族が困らない「デジタル遺品」管理 (1/2ページ)

Suzie(スージー)

パスワードは3つに分けて!家族が困らない「デジタル遺品」管理

『「デジタル遺品」が危ない: そのパソコン遺して逝けますか?』(萩原栄幸著、ポプラ社)というタイトルを見てドキッとした方は、決して少なくないはず。

パソコンやスマホ内の写真・文章、ブログ・SNS、ネット上の金銭取引、パスワードなどに代表される「デジタル遺品」をきちんと管理しておかないまま亡くなると、残された家族に大きな負担がかかってしまうからです。

そこで、「そのとき」のためにどうしておくべきかを解説しているのが本書。

しかしその場合、いちばん気になるのはパスワードの管理ではないでしょうか?

■パスワードは重要度別に3つに分ける

1つのパスワードを使いまわすことの危険性は、いまや広く知られています。しかし現実的に、複数のパスワードを管理することは困難です。

そこで著者がおすすめしているのは、パスワードを重要度別に3つに分けること。

[A]絶対に重要なパスワード

[B]2番目に(そこそこ)重要なパスワード

[C]他人に盗まれても実害のない、あっても極めて軽微なパスワード

の3つに分けて管理するというわけです。

■それぞれのパスワードの使い分け方

[A]絶対に重要なパスワード

まずAは、業務に関するものと、お金に直接関係するもの。

業務関連では、毎日使うOA端末(PC、コピー機、ファックスなども)のパスワード、システムに入る際に必要なパスワードや認証など、業務で使うものすべて。

このとき重要なのは、プライベートとビジネスははっきり分けること。プライベートでセキュリティが脆弱なサイトで同じパスワードを使い、それが盗まれてしまっては大変なことになるからです。

お金に関連するものとしては、金融機関のキャッシュカード、クレジットカードの暗証番号とセキュリティコード、ネットバンキング使用時の認証一式、証券会社での株売買の際の認証など、

いずれも絶対に漏らしてはいけない最重要パスワード&IDなので、十分すぎるほどの注意が必要。

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