文字が3種類もあるのは日本だけ!池上彰が教える「文字」の歴史 (1/2ページ)
難しそうな問題も、中立な立場でわかりやすく解説してくれるジャーナリストの池上彰さん。
聞くに聞けないさまざまな疑問を解決してくれる、頼もしい存在です。
『池上彰のニュース そうだったのか!! 1 日本人なら知っておきたい「実はみんな知らない日本」』(池上彰著、SBクリエイティブ)は、テレビ朝日の同名人気番組を書籍化したもの。
なかなか人には聞けない数々の話題について、わかりやすく解説してくださっています。
きょうはそのなかから数字に関連したトピックをご紹介しましょう。
■3種類の文字を使う国は日本だけ
日本ではひらがな、カタカナ、漢字が使われていますが、このように3種類の文字を使っている国は日本だけ。
世界中のほとんどの国は1種類で、多くても2種類の文字しか使われていないのだそうです。
■大和言葉を表す文字がなかった
ところで、日本でもともと使われていたことばを「大和言葉(やまとことば)」といいます。
しかし大和言葉には、それを表す文字がなかったというのです。
そこで中国から漢字を輸入し、その漢字を崩して書いているうちに、ひらがなやカタカナが生まれていったということ。
では漢字に加え、ひらがな、カタカナと2種類も文字があるのはなぜなのでしょう? それは平安時代に、それぞれ違う人が文字をつくってしまったからだというのですから驚きです。
■ひらがなをつくったのは女性?
ひらがなは手紙を書くために誕生し、平安時代の女性貴族が恋文によって流行らせたのだそうです(ただし、諸説あり)。
最初は漢字で書いていたのを、女性が崩し字で書いているうちにひらがなが生まれたというわけ。平安時代の貴族たちは、1日に何度も恋文のやり取りをしていたのだとか。
■カタカナはお坊さんがつくった
そしてカタカナは、中国から仏教が入ってきたとき、仏教の経典を書き写した人たち、すなわちお坊さんが生み出したもの。