政治家の駆け込み寺とは? (1/2ページ)

新刊JP

政治家の駆け込み寺とは?  ※書影は筑摩書房版を使用
政治家の駆け込み寺とは?  ※書影は筑摩書房版を使用

 本日23時から放送される『情熱大陸』(毎日放送)に、中園ミホ氏が出演する。中園氏は『花子とアン』をはじめとして数々の高視聴率ドラマを生みだしてきた脚本家である。
 中園氏は脚本をつくるうえで、数ヶ月におよぶ徹底的取材をいとわない。それも形式ばったものではなく、必ず「飲みの席」で取材相手と本音で語らうことを重視しているという。彼女がこのような創作スタイルをとる背景には、脚本家になる前、占い師をしていたことが関係しているようだ。

 中園氏は、今年の元旦にTBSラジオで放送された『美輪明宏薔薇色の日曜日』にゲスト出演した際、占い師として政治家や財界人に接したことで、「どんな人でも“ほころび”や“弱み”を抱えているものなんだ」と親近感をおぼえ、「人間、最後は取り繕えない。自分は、その取り繕えないほうの一面を描きたい」と思うようになったと語っている。このような経緯で、中園氏は取材を重視するようになったのだ。

 こうまで言われると、占い師の生態を知りたくなる。そこで今回は、月刊誌記者などの経験を持つレポーター、露木まさひろが約9年にわたり、およそ200名の関係者に取材をしてまとめたルポルタージュ、『占い師!』(社会思想社/刊、※書影は文庫版の筑摩書房刊のものを使用)からいくつか興味深い記述を引いてみよう。
 まずは、神保町にある「易と漢文の専門書店」の店主が語る「稼げる占い師の条件」について(ここで言っている「占いの学者さん」というのは占い師のことを指すと思ってもらっていい)。

「(前略)占いの学者さんは、哲学、宗教、霊術、実業、東洋医学、物理、電気、書道など、出身分野がいろいろなんですが、結局は思想がない人は、インテリでお金持ちのお客さんが付きません。相手を唸らせる“導きの言葉”が発せないと、単なる占い屋さんになってしまうでしょう(後略)」(単行本版P134より引用)

 導きの言葉。占いをしてもらったことがない筆者としては、気になるフレーズだ。占い師の語り口が実際にどんなものなのかが知りたくなる。

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