あなたの家は大丈夫?老後も住み続けるための3つのヒント
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みなさんはマイホームをお持ちでしょうか。「今はまだ賃貸だけど、将来的にマイホームが欲しい」と思っている方も多いのでは? 今回は自分が高齢者になった時でも住み続けられる家を目指すヒントを3つお伝えいたします。
■1:ホームエレベーターの導入を検討する
ずっと住み続けるつもりで住宅を購入するのであれば、将来の身体機能が低下したときのことを考え、ホームエレベーターの導入を検討しておくといいでしょう。何も考えずに設計された家では大規模な工事が必要となりますが、事前に下階と上階で大きめの押入れなど位置を揃えておくことで、工事費用は比較的安くなります。
■2:トイレや浴室はスペースと手すりに配慮する
介助が必要になった時のことを考えると、トイレや浴室には大きめのスペースを確保しておくことが重要です。十分な広さがなく介助が出来ないといった理由で、おむつ生活になるのは嫌ですよね。また、浴槽への出入りなど、どの位置に手すりがあると助かるのかも考える必要があります。
■3:扉や床にも要注意
もし車椅子生活になってしまったら、些細なことかもしれませんが開き戸では移動のたびにストレスがたまる可能性があります。
引き戸にするか、場所によってはカーテンを有効利用してみるのもいいでしょう。床に関しては、段差はもちろんですが幅にも注意する必要があります。車椅子の横幅だけあればいいというものではありません。通路の途中でUターンしたい場合のことなどもしっかり考えましょう。
いかがでしたか? もし既に介護が必要な状態であれば、介護保険制度等を活用することで、在宅の要介護者や要支援者が一定の住宅改修を行う際に、改修費の9割(上限18万円)が支給されます。こうした制度も確認しながら、理想のマイホームにしたいですね。
(鍛治田祐子)
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