フランス・リヨン市に「エネルギーをつくりだす」未来のビルが誕生 (1/2ページ)
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ビルは照明や空調等に多くのエネルギーを消費する。しかし、その消費以上に自らエネルギーをつくり出すビルがフランス・リヨン市に誕生した。
■ 自らエネルギーをつくり出す「HIKARIビル」
今年9月17日に竣工したこの『HIKARIビル』は、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)から、東芝および東芝ソリューションが受託した、スマートコミュニティ実証事業でつくられた。
竣工後は、ビル内で生成するエネルギーが消費量を上回る『ポジティブ・エナジー・ビルディング(PEB)』の実現を目指して、18ヶ月間の予定で実証がおこなわれる。
東芝が取り組むプロジェクトだが、実はこのビルでエネルギーをつくる創エネ機器は東芝のものではない。
屋上の太陽光発電パネルはパナソニック製、壁面の太陽光発電パネルは旭硝子製、吸収式冷凍機は矢崎総業製だ。そして菜種油を燃料とするコージェネレーションシステムは、フランスのメーカー製なのだ。
東芝の技術が使われるのは、エネルギーをムダに使わないための“監視・制御”部分だという。
東芝はエネルギー管理システム(EMS)で統合管理することで、ビルのエネルギー消費量を10%以上削減し、余剰電力をつくりだす。これにより、ビルの入力エネルギーの年間総和よりも出力エネルギーの年間総和の方が大きくなり、年間のエネルギー収支がプラスになるのだ。
■ 「HIKARIビル」の注目機能
『HIKARIビル』はオフィス・住居・店舗からなる複合ビルだが、それぞれでエネルギーが“監視・制御”される。
東芝技術が多数導入されるが、中でも注目したいのが『画像人感センサー』と『OMOTENASHI HEMS』だ。