幼児期は何がオススメ?本当に子どものためになる「習い事」のさせ方とは
新聞折り込みやダイレクトメール、そこには様々な習い事の広告が溢れています。また、“ママ友の子どもがスイミングに通い始めた”と聞けば、「うちもやらせないと」と焦ってしまいますよね。
そんなとき、親がやらせたいものと子どもがやりたがっているものが違うと困りますよね。
そこで今日は、『1人でできる子が育つ テキトー母さんのすすめ』の著者の立石美津子が習い事を選ぶ基準についてお話します。
■野球がやりたい子どもとサッカーを習わせたいママ
野球とサッカー、どちらも運動系には変わりなく体力づくりのためには効果的ですが、親はママ友の子どもの多くが通う流行りのサッカーをやらせたかったとします。でも、子どもは反発して「僕は野球がやりたい」と言い出した場合、どうしたら良いでしょう。
もし、無理やりサッカー教室に入れられたら「僕は本当はサッカーなんかやりたくなかった、野球が良かった」とずっと思っていることでしょう。
そして「自分の願いは決して叶えられない、何でもママの指示通りに行動しないとならない」と思い、自主性も積極性もない子に育つ危険もあります。
子どもが「○○したい!」と言っているにも関わらず、その意見を親の決めつけで無視してしまうのは、本当に危険なのです。
■子どもが特にやりたいことを言わなかった場合
特に子どもかから「水泳をやりたい!」「ピアノを習いたい!」などの主張がなかった場合は親としてはどうしたらよいのでしょうか。
この場合、興味を持つように何か始めるのは良いことです。
でも、注意しなくてはならない点があります。それは“親が夢中になるのではなく、子どもが夢中になるように導くこと”。元々やりたい気持ちがあったわけではないので、無理に引っ張らないことです。
“習い事に通い始めた“という肥料を与えるだけで、あとは育つのを待ちましょう。
例えば、子どもにがピアノを習っているものの、ピアノに興味をもてなかった場合、「弾きなさい、一生懸命練習しなさい」とお尻を叩いてもダメです。
そのような時には、お友達のピアノの発表会に出かけて「私も○○ちゃんのように弾いてみたいな」という気持ちを芽生えさせるのです。そんなチャンスがないのであれば、ピアノのコンサートのDVDやパソコンの動画を見せるだけでも十分効果があります。
その時も、「ほら、しっかり見学しなさい!」「動画から目を離さないで!」と言わず、さりげなくピアニストが弾いている様を流しておくだけに留めましょう。
“馬を水辺に連れて行くことは出来ても飲ますことは出来ない”のです。子どもが興味を持つ環境だけを与えてあとは、ジッと待ってあげましょうね。
■習い事とは無関係な“将来の夢”を持つ子ども
親が、遠い将来“サッカー選手にしたい”“ピアニストになってほしい”と、我が子の将来を夢見て期待をして習わせていたとしましょう。
でも、子どもが10代後半に差しかかり職業選択する年齢になって“カフェの店長になりたい”“ペットショップで働いてみたい”と望んだらどうしますか?
勿論、親としては悲しいのもわかりますが、そんなときも、「今まで時間とお金をかけてきたのに何でそんなことを言い出すの、あなたは音楽の道に進みなさい」などと、強要してはいけません。
どんな職業にも就けるように、選択肢が出来るだけ多くなるように力を付けさせておくのが親の役割です。子どもの人生は子ども自身のものなのです。
どんな道に進もうとも、否定しないで応援してやることが“親の愛情”ではないでしょうか。
いかがでしたか。
筆者は保護者の方からよく「幼児期にどんな習い事をしたら良いでしょうか?」と質問されますが、お子さんの興味関心の在りかを知ることなく答えることは出来ません。
子どもがやりたがっていることをやらせることが最も大切なのではないでしょうか。