【冴え女シリーズ(6)】[苦手だった不良転校生が・・・?]第6話(後半)「俺ってそんなに怖いか?」 (2/3ページ)
誰? 誰があたしの事好きなの?」
藤宮「だから、お前の事を好きな奴なんて知らない」
智子「ほんとに?」
藤宮「こっちで、んな話するようなダチはまだできてねーよ……」
智子「なーんだ、つまんない」
藤宮「その……悪かったな。期待させて……」
智子「藤宮は、やっぱり見かけによらず優しいね……。やっぱりあたしに気を遣って、みてる人がいるなんて言ってくれたんだね」
藤宮「見かけによらずは余計だ。……期待させたのは悪かったが、さっき言ったのは本当に気を遣ってじゃない」
智子「あたしの事をみてる人がいるかもしれないって?」
藤宮「いんだろ、ひとりくらい。きっと。お前は……面白いからな」
智子「面白いってそれは珍獣として見てるってことじゃないの? あたしは女の子としてみてほしいんだけど」
藤宮「女としてみてもらう為に頑張ろうとしてんだろ?」
智子「うん……絶賛からまわり中だけど」
藤宮「くさくさしないで頑張れよ。自分で言ったんだぞ? 恋がしたいって」
智子「う、うん……なんか、あたし藤宮に慰めてもらってばっかだね。これも含めてやっぱりお礼させてよ」
藤宮「いいんだよ。あれもこれも、俺が好きでやってる事なんだから……」
智子「じゃあ、あたし、お礼のかわりに周りに言ってまわるね。藤宮は優しいんだぞ、怖いのは見た目だけなんだぞって」
藤宮「マジでやめてくれ……」
智子「だってなんかもったいないよ。藤宮の事、怖がって近づかない子も結構いるんだよ?不良じゃないかって噂も流れてたし。ちょっと前まではあたしもそのひとりだったんだけど……」
藤宮「……俺ってそんなに怖いか?」
智子「うーん、あんまり人と話してるのみないし。笑ってるのも見たことないし。なに考えてんだかみててわかんないよね。そういうところがミステリアスでかっこいいって、言う子もいたけど」
藤宮「お前は、もう俺の事、怖くないのか?」
智子「うん、ちっとも。