若い人でも多い? 少しずつ広がっている「終活」ってどんなもの?

学生の窓口

「しゅうかつ」と聞くと、就職活動の略である「就活」だと思う人がほとんどだと思いますが、ここ数年流行しているのが「終活」というもの。今回は、近年注目されている「終活」について、ご紹介します。

■若い年代でも注目している人が多い

「終活」というのは、自分の人生の終わり、つまり死ぬときを考えての活動のことです。より良い終わり方を迎えるための準備、といったところでしょうか。準備をしておくことで、後顧の憂いもなくなり、充実した老後を送ることができるそうです。この言葉は2010年前後に頻繁に登場するようになり、2012年には新語・流行語大賞のTOP10にも選ばれました。

さて、この「終活」ですがどんなことをするのかご存じでしょうか?

●葬儀、お墓についての希望をまとめる

まず例として挙げられるのが「葬儀の希望」です。葬儀は親しい人だけでするのか、費用はいくらぐらいにしたいのか、葬儀は誰に任せたいのかなどを決めておきます。

また、葬儀の希望と同時に、お墓について決めておくケースもあります。お墓の場合は埋葬方法や墓石に刻みたい言葉、埋葬地などを決めておくという人がいます。また、お墓の場合も事前に費用を試算しておく場合も多いのだとか。永代供養についても書いておくケースもあるそうです。

●デリケートな相続に関することも生前に決める

生前に遺産の相続などを考えておくという人も多くいます。どういった遺産分けにするかというものだけでなく、相続に掛かる税金などを事前に調べておくなどもあります。他にも、生命保険や損害保険、年金など自分自身の身の回りのお金に関する情報をまとめることも必要になります。最近では「自分が死亡した際に必要になる税金」の相談会なども多く催されているのだとか。

●生前整理をしておく人も増えている

自分の身の回りの品々の処遇をまとめておくことも終活の一つ。一人暮らしの場合だけでなく、家族と一緒に住んでいる場合も「形見分け」として考えをまとめておくといいそうです。遺族の手間を考えると、事前にある程度まとめておくといいでしょうね。

●「エンディングノート」を使って終活情報をまとめる

上記のような内容をまとめるためのものが、「エンディングノート」です。エンディングノートとは、自分が死亡した際、または意思を伝えられない状態になった場合を想定して、生前に決めた内容を記入します。先に挙げた葬儀やお墓、遺産相続についての情報や希望をまとめます。他にも

・友人・知人の連絡先など
・意思疎通が取れない病気になった際の医療内容の希望
・遺族へのメッセージ
・ペットの処遇

といった内容を記します。他にも自分の幼少期の思い出など、自分の歴史を記入する人もいるそうです。

このエンディングノートはあくまで希望であって、遺言書ではありません。遺産相続などについても法的な効力があるものではないのです。もし遺言書を残したい場合は、規定の遺言書の書き方に沿って自分で記入し、死後検認手続きを経て法的に効力のあるものにするか、公証人に作成してもらわないといけません。

最近では大手スーパーなどでも「終活フェア」などを開催しています。30代や40代の中年層だけでなく、20代でもエンディングノートの記入をする人も増えているそうです。
万が一のためのものですが、自分自身について振り返るいいきっかけにもなります。エンディングノートは書店や文具店で販売されています。また、インターネット上で無料配布もされているので、試しに書いてみるのもいいかもしれませんね。

(中田ボンベ@dcp)

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