北朝鮮のミサイル発射にロシアが協力する!? (2/2ページ)

デイリーNKジャパン

ロシアの国営タス通信は今年4月、北朝鮮の「朝鮮宇宙空間技術委員会」副所長をインタビューし、ロシアとの平和的な宇宙開発での協力を強化したい、との言葉を伝えた。

朝鮮宇宙空間技術委員会と言えば、2012年に長距離弾道ミサイル「銀河3号」の発射を成功させたことで、勲章を授与されている。そんなアブナイ団体の幹部のインタビューを、国営通信がプーチン大統領の許可なく配信するはずがない。

これは、いずれロシアが北朝鮮の衛星打ち上げに協力するための伏線ではないのか。仮に、安保理常任理事国として拒否権を持つロシアが、何らかの形で北朝鮮の衛星打ち上げに協力することになれば、ゆくゆくは、国連の対北制裁が骨抜きになることにもつながりかねない。

ウクライナ問題やシリア問題を巡り、米国と対立の度を深めている現在のロシアであれば、そうした挙に出ることもないとは言えない。

北朝鮮の今回のIAF加盟は、そうした動きのひとつのステップではないのだろうか。

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