牛丼はかっこいい!インドネシアの若者に浸透する「YOSHINOYA」 (3/3ページ)
中華料理や日本料理の影響で箸を使う機会は増えているものの、普通はスプーンとフォークを使って食べる。
牛丼の場合はフォークでご飯を掻き上げてスプーンですくう、という具合に。こうした細かい部分を観察しても、日本との差異が明確だ。
■ サブカルの影響力
日系企業が主催するイベントには、必ず吉野屋の看板がある。
たとえばインドネシアでも、サブカルチャー関連のイベントがしばしば行われる。
日本の漫画やアニメは現地の若者にも大人気だ。そのような催し事に、吉野家は頻繁にブース出店している。

そのイベント限定の臨時店舗。だが吉野家が知名度を高めてきたのは、そうした取り組みによるものが大きい。
若者は正直だ。自分たちがかっこいいと思ったものに、すぐさま飛びつく。そして吉野家も“クール・ジャパン”の一部であり、“ビーフボール”とやらの味を経験しないわけにはいかない。
今や路上でマクドナルドのバーガーをかじることよりも、吉野家のドンブリを手に牛丼を食べることのほうが“かっこいい”と見做されている。嘘のようだが、本当だ。それだけ日本の影響力は絶大なのだ。
もっとも、こういうことは吉野家だけに限ったことではない。今回はたまたま吉野家に焦点を絞って記事を書いたが、たとえばラーメンもインドネシアの若者たちに人気の料理だ。
日系飲食企業は、この国のフードカルチャーを大きく変えようとしている。それについての記事は、また機会があればぜひ執筆したいと筆者は考えている。
ところで日本では冬の限定定番商品『牛すき鍋膳』、『牛チゲ鍋膳』が間もなく再登場するようだ。
ともかく、今回はこの辺で。