「若者の活字離れ」はウソ?! 昔より今の子どもの方が本を読んでいる傾向があると判明

■1人当たりの図書館利用回数は増えている?
文部科学省による「社会教育調査・図書の貸出業務の実施状況の推移」によると、図書館を利用した児童の1人当たり年間利用回数は昭和49年には1.1回だったものが、年を経るごとに徐々に回数が増え、昭和58年には2.2回、平成元年には2.4回、平成7年には3.0回と少しずつ利用頻度が増えています。ちなみに平成22年の児童1人当たり年間利用回数は3.2回でした。
また図書館を利用し本を借りている児童の数は、少子化により子どもの総数は徐々に減少してきているのに対し、多少上下はあるものの以前と変わらずほぼ横ばい。ゲームやインターネットが当たり前のように「身近なもの」として受け入れられている中、「子どもの活字離れ」が心配される傾向にありますが、以前よりもむしろ図書館を利用し本に親しむ子どもは増えているような様子が窺えます。
■平均読書冊数も増加傾向に?
全国学校図書館協議会による「第60回読書調査」の結果によると、2014年5月1カ月間の平均読書冊数は小学生で11.4冊でした。この調査で平均10冊以上の数値が見てとれるようになったのが、2008年から。2010年以降は小学生の平均読書冊数が、ほぼ毎年平均10冊以上の数値となっています。
この小学生の読書が増えている背景には、2001年から文部科学省が打ち出した「21世紀教育新生プラン」中のひとつの取り組みに朝の読書運動・読書活動の推進に理由があるとも言われています。
時代の変化によって、子どもが本から離れていくのではないかと心配される傾向がありますが、昔よりも本に親しみ、楽しんでいる子どもは意外と思っているよりも多いのかもしれませんね。自分たちが昔、本から教わったさまざまなことや楽しませてもらった多くの時間を、今の子どもたちも変わらず同じように味わっているのだとしたら、とても幸せなことですね。
(ファナティック)