リスクを伝えないことも…? 不動産投資で陥るワナを激白 (3/3ページ)
――業界内からの反響はありましたか?
小林:幸運なことに、今のところはないですね。バッシングなどもありませんし、あなたと取引しませんよとも言われていないです(笑)。「よくここまで書いたね」という声は頂いています。
――なぜこのような本を書かれたのですか?
小林:書籍の出版前から、初めて不動産投資をする方だけでなく、すでに始められている方からも「こういう方法は大丈夫なんですか?」という不安の声を寄せられることが多かったんですね。それで実際にお話を聞いてみると、違法な手段で投資に手を出してしまっていたというケースもあった、と。
――「オーバーローン」をめぐる記述は非常に驚きました。
小林:他にも不良施工をする業者にあたってしまい、入居が始まってからどんどん問題が見つかるということもあります。実は、これらは業界にいる人間からすれば「あるある」なんですが、ちゃんと啓蒙しないとひどいことになってしまうなと感じました。
――それら問題は、皆いけないと思いつつやってしまっているものなのか、これでいいと思ってやっているのか、どちらなのでしょうか。
小林:業者の立場としては、「これでいい」と思ってお客様に提案しているケースが多いと思います。オーバーローンの場合は、「お客様がそうしたいと言っているからお勧めした」と言うんですね。顧客もそれを望むし、こちらも物件を売ることができるのだから、と。そこでリスクがあることを伝えない業者がいるということが問題なんです。
――リスクを伝えないこともあるんですね。
小林:そういうケースもあるようです。不動産投資業界は、そこで長く続けられている海千山千の業者さんがたくさん集まっている業界ですからね。知識を持っていない状態でそこに入り込んでいくのはかなり危険です。
(後編に続く)