リスクを伝えないことも…? 不動産投資で陥るワナを激白 (2/3ページ)
ただ、会社としては難しくても個人としてはできるだろうということで、個人でそのような不動産を買ってやってみました。そうしたら、やはりうまくまわったので、ならば独立してやってみようと。
――住友不動産に数年ということは、かなり若くして独立されたんですね。
小林:そうなりますが、自分なりに投資のゴールと戦略とポートフォリオを組み立てて、確実に儲けられるという確信があってのものです。上場企業でも社長で年収1億円くらい、執行役員で年収2000万円くらいでしょうが、不動産投資をやれば、若くして年収2000万円も達成できますから。ストレスも拘束時間も含めて独立した方が良いと判断しました。
――そこで独立されて不動産投資のコンサルタントもはじめたのですか?
小林:コンサルタントをはじめたのは、法人を立ち上げて2年目のときですね。実は住友でも働きつつ、個人でも妻を代表にして法人を立ち上げていた時期があります。そのときは建物の運営と管理だけをしていましたが、自身の物件運営経験の蓄積と、知識の体系化、実際に時間をかけずにできるノウハウを構築したので、それをお客様にも提供できると思い、2期目にコンサルティングを行うべく完全独立しました。
――本書の中で顧客を多く取らない方針だと書かれていましたが、なぜですか?
小林:私にとっては、自分で不動産を運営して利益を得ることがメインの事業です。コンサルティングは、不動産運営だけでは時間が大量に余るので、その時間で私のノウハウをお伝えして投資で失敗する人が少なくなるように、と思って始めました。そのため、信頼関係を結べて、しっかりとケアできる範囲で行う方針です。確かに人数を集めてたくさんの方をお相手することもできるのですが、きめ細やかにご対応できなくなってしまうと、本末転倒かな、と。
――今回小林さんが著した『不動産投資で陥る55のワナ』は、不動産投資に孕むリスクをえぐった一冊ですが、反響も大きいのではないですか?
小林:大きいですね。面談をご希望される方も多くなりましたし…。面談にいらっしゃる方は、ほぼ必ずリスクの描写について評価してくださいます。