まさに無法地帯!世界で最も殺人に遭う確率が高い国トップ10
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治安がいい、安全な国として世界的に有名な日本。「失くした財布が、現金が抜かれないまま戻ってきた」などという話も聞かれるほどです。
しかし1歩海外へ足を踏み出せば、そんな考えは通用しません。『ABC news Point』では、世界で殺人の割合が多い国トップ10を紹介しています。数字は、1年間で殺人の被害に遭う人数を、10万人あたりで計算したもの。残念ですが、殺人がそう珍しいことではない国は多いのです。
海外旅行する際、行く国を選ぶ参考にしてください。
■10位:コロンビア(10万人あたり30.8人)
南アメリカの北西に位置する国、コロンビア。一部のスペイン人は裕福ですが、コロンビア人はほとんどが貧しい生活をしています。誘拐、家庭内暴力、強姦、強盗などの犯罪が多い国。なかでも殺人で命を落とす人が多く、10万人あたり30.8人です。
■9位:南アフリカ(10万人あたり31人)
南アフリカ共和国は南アフリカの国々のなかでは比較的裕福ですが、まだ貧困に苦しむ人が多くもあります。国民の4分の1は仕事がないというデータもあり、犯罪のなかで特に多いのは殺人、強盗、強姦。殺人も以前よりは減りましたが、まだまだ多いです。
■8位:セントクリストファー・ネイビス(10万人あたり33.6人)
西インド諸島の2つの島から成る国、セントクリストファー・ネイビス。人口およそ55000人の小さな国ですが、殺人、誘拐が多いことで知られます。殺人の割合は上がっており、10万人あたり33.6人が殺害される計算です。
■7位:スワジランド(10万人あたり33.8人)
南アフリカの国であるスワジランドは、農業と製造業が主な産業の国。貧しい人が多いため、犯罪が多く、窃盗、強盗、性犯罪、詐欺など、毎年様々な犯罪が報告されています。なかでも多いのは殺人。1年間で、10万人あたり33.8人が被害者になっています。
■6位:ジャマイカ(10万人あたり39.3人)
カリブ海に位置するジャマイカは、人口280万人ほど。面積は約10990平方キロメートルで、カリブ海の国の中で5番目に大きい国です。依然として犯罪は多く、6位にランクインしてしまいました。
■5位:グアテマラ(10万人あたり39.9人)
グアテマラは、中央アメリカのなかでも経済的に貧しい国として有名。政府は経済だけでなく、高い犯罪率にも悩まされ続けています。暴力による犯罪や薬物売買も多く報告されています。
■4位:エルサルヴァドル(10万人あたり41.2人)
人口は620万人ほど、面積は21044平方キロメートルの、中央アメリカのなかでもっとも小さい国。国民の平均所得が低く、貧しい人が多数。組織的な犯罪が多く、犯罪が経済に深刻なダメージを与えていると考えられています。
■3位:ベリーズ(10万人あたり44.7人)
中央アメリカの東側に位置するベリーズは、人口約34万人、面積は22800平方キロメートル。多くの民族が集まる美しい国ですが、犯罪率が非常に高く、世界でもっとも危険な国のひとつとして知られています。
■2位:ヴェネズエラ(10万人あたり53.7人)
2億9千万人と、人口の多いヴェネズエラ。インフレがひどく、貧しい人が増えてしまいました。生命の危険にさらされずに生活できる人は、わずか19%ともいわれており、安全に暮らすことが難しい国です。
■1位:ホンジュラス(10万人あたり90.4人)
ダントツで1位になってしまったのは、中央アメリカのホンジュラス。サッカーなどスポーツで名前を聞くことが多いかと思います。フルーツやコーヒーなどの農産物が豊富で、面積は112,492平方キロメートルほどです。犯罪では薬物売買、強盗が多く、殺人も増えています。
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日本も犯罪が増えているといわれていますが、まだまだ安全。だからこそ実感しにくいですが、自分の身を守る手段を真剣に考えなければならない国も多いのです。どうしても旅行に行かなければならないときは、十分に注意するようにしてください。
(文/スケルトンワークス)
【参考】
※Top 10 Countries With Highest Murder Rate In The World 2015-ABC news Point