「ガンバ」キャラクターの名付けに「反省です」――『冒険者たち』作者・斎藤惇夫さんに聞く“子どもと読書”(2) (3/3ページ)

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でも、その熱はまだ残っていて、福音館書店で編集者の仕事をしていると、校正ミスをおかしてしまうわけですね(笑)

――『わたしはなぜファンタジーに向かうのか』で『エルマーのぼうけん』からの影響を告白されていますが、『ガンバ』シリーズが3部作なのも『エルマーのぼうけん』の影響なのでしょうか。

斎藤:それは違います。最初に3部作といったのは確か岩波書店の営業の方だったと思います。もともとは、そんなこと考えもしなかったですよ(笑)。続きを望む声はいただきますが、この後書けることは、ガンバが中年になってのんびり暮らすだけですから。

――同書の中で、5作だけ子どもたちに向けてファンタジーを書こうとされたとありました。『ガンバ』シリーズ3作、『哲夫の春休み』と、これまで4作書かれていますが、残りの1作はいかがでしょうか?

斎藤:実はもう書き終えていて、福音館書店から出る予定です。原稿は福音館書店の編集長に渡していてチェックを受けているのですが、彼女はもともと私の部下でして、一生懸命にチェックをされて、そのチェックの多さに慌てました。そう指導したのは私なので何も言うことはできないのですけど(苦笑)。もう最終段階に入っていて、来年の春から夏くらいには出ると思います。1200枚の大作で、こんなに厚くても、子どもたちに読んでもらえるだろうか、と不安ですが。

「後編:今こそ「読み聞かせ」を! 児童文学と子どもの距離は」は23日配信!

*写真は10月6日に東京・市ヶ谷のコミュニケーションプラザ ドットDNPで行われたイベント“「冒険者たち ガンバと15ひきの仲間」honto発売&映画公開記念トークショー”から

■斎藤惇夫さんプロフィール
1940年新潟市生まれ、小学1年より高校卒業まで長岡ですごす。立教大学法学部卒業、福音館書店で長年子どもの本の編集にたずさわる。
著作に『グリックの冒険』(児童文学者協会新人賞)、『冒険者たち ガンバと15ひきの仲間』(国際児童年特別アンデルセン賞優良作品)『ガンバとカワウソの冒険』(野間児童文芸賞、以上岩波書店)、『子どもと子どもの本に捧げた生涯 講演録 瀬田貞二先生について』(キッズメイト)などがある。

■オーディオブック版『冒険者たち ガンバと15ひきの仲間』オフィシャルページ
http://www.febe.jp/documents/special/gamba/

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