「ガンバ」キャラクターの名付けに「反省です」――『冒険者たち』作者・斎藤惇夫さんに聞く“子どもと読書”(2) (1/3ページ)

新刊JP

『冒険者たち ガンバと15ひきの仲間』作者の斎藤惇夫さん
『冒険者たち ガンバと15ひきの仲間』作者の斎藤惇夫さん

 現在公開中の映画『GAMBA ガンバと仲間たち』は、1972年にアリス館牧新社から出版され、現在は岩波書店から刊行されている日本の児童文学の金字塔『冒険者たち ガンバと15ひきの仲間』が原作だ。そして、10月21日には、オーディオブック版『冒険者たち』がオーディオブック配信サービス「FeBe」で配信開始した。ガンバたちの冒険を「音」で楽しむことができる。子どもの頃に慣れ親しんでいる「読み聞かせ」を通して、ガンバの世界を体験できる。

 当時福音館書店で児童文学の編集に携わっていた斎藤惇夫さんは“二足のわらじ”を履いて、『グリックの冒険』『冒険者たち』『ガンバとカワウソの冒険』の3作を執筆。アニメ化もされ、子どもたちから熱烈な支持を受けた。
 今回、新刊JP編集部は斎藤惇夫さんにインタビューを行い、「子どもと読書」をテーマにお話をうかがった。この中編では「ガンバ」シリーズの裏話や執筆時のエピソードを聞いている。
(金井元貴/新刊JP編集部、取材場所=コミュニケーションプラザ ドットDNP)

■「ガンバ」原作者が明かす“キャラクターの名付け”秘話

――斎藤さんにとって「ガンバ」というキャラクターはどのような存在なのでしょうか。

斎藤:ガンバはそもそも夢見るだけのような存在です。「どこか広いところ…」と偉そうに言っていますけど、本当は何にも考えていない。実は彼は、思春期から青春期の私の自画像なんです。私は新潟県長岡市の育ちですが、関東との間には三国山脈があります。当時の私は、あの山脈の向こうには一体何があるのだろうとずっと思っていました。そして、山脈の向こうはギリシャ神話の世界であり、南の国の物語であり、オリーブや柑橘類が実っていて、空は晴れていて、花々は咲いていて…と想像するわけですよね。
ガンバはそんな存在です。

「「ガンバ」キャラクターの名付けに「反省です」――『冒険者たち』作者・斎藤惇夫さんに聞く“子どもと読書”(2)」のページです。デイリーニュースオンラインは、カルチャーなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る