学生・若手社会人が活躍! 「青年海外協力隊」って実際どんな活動をしているの?

フレッシャーズ

青年海外協力隊という言葉を聞いたことがあるでしょう。その名から分かる通り、青年が、海外で、その地域に協力して活動をすることです。でも実際に身近に参加したという人はなかなかいないのではないでしょうか。今回はそんな青年海外協力隊について、データをもとに見てみましょう。

■青年海外協力隊とは?

まず、青年海外協力隊とは、「自分の持っている技術・知識や経験を開発途上国の人々のために活かしたいと望む青年をボランティアとして派遣する国際協力機構の事業」だそうです。自分にできることを見つめて、海外の開発途上国の人々のために何かをしたいという青年が応募して、実際に派遣されるというしくみのようです。青年海外協力隊は、国際ボランティア活動として有名です。2015年8月31日現在も2,084人が71カ国に派遣されて頑張っています。短期と長期など多岐にわたる活動があり、累計で言うと40,676人が携わってきました。なお、その他の日本のボランティア事業としては、シニア海外ボランティア、日系社会青年/シニアボランティアなどがあります。

■派遣実績ではアフリカが最も多い

青年海外協力隊の派遣実績としては、アフリカが最も多くなっています。派遣先の国別内訳は、アフリカが33%、アジアが29%、中南米が21%、オセアニアが9%、中東が7%、ヨーロッパが1%となっています。アフリカでは、ガーナやケニア、マラウイ、タンザニア、ザンビアに多く派遣されています。普段生活していてあまり耳にしない国に対しても数多くの派遣がなされており、日本の国際ボランティア活動について誇りに思えますね。

■どうやって参加する?

もし自分も青年海外協力隊に参加したいと思ったら、まず応募する必要があります。自分が得意とする技術がどんな分野のことなのか、行政や農林水産、医療、商業など9つの分野にあてはまるかどうか考えてみましょう。中には専門の資格が求められないものもあるため、特に若年層のやる気あふれる人が参加できるようになっています。ただし、「青年」とある通り、20歳から39歳という年齢制限があります。毎年春と秋に募集が行われているので、インターネット検索をしてみればすぐに見つかるでしょう。募集時期の前には、相談会が行われています。

青年海外協力隊と聞くと立派な人が参加するような気になりますが、誰でも志があれば参加ができます。時間に都合のつく人は、人生で一度は経験してみても良いかもしれません。

(ファナティック)

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