とりすぎ注意!塩分が多く含まれている「食肉加工品」トップ10

Suzie(スージー)

とりすぎ注意!塩分が多く含まれている「食肉加工品」トップ10

ハムやベーコン、ウインナーなどの食肉加工品は、サンドイッチや朝食メニューに欠かせない食材。しかし、塩分の多さは意識しておいた方がいいかもしれません。

実は日本人の塩分摂取量はアメリカ人よりも高いのですが、その理由は調味料や加工食品から摂ることが多いから。味のアクセントに使う程度であれば問題はありませんが、摂りすぎは体にもよくありません。

そこで今回は、管理栄養士の望月理恵子さんに「塩分が高い食肉加工品トップ10」を伺いました。

「塩分は殺菌作用があり、また保存性を高めるためにも、食肉加工品は全体的に塩分が高くなっています。そればかりか、水分は細菌を繁殖させもします」と望月さん。

それでは、具体的にどんな食肉加工品に塩分が多く含まれているのでしょうか? 100g分の塩分量で比較してみました。

■10位:コンビーフ(塩分1.8g)

コンビーフとは牛の肉を「塩漬け」したものが原材料なので、塩分が高くなります。炒めものなどで食べる場合、追加する塩の量に注意しましょう。

■9位:ウインナー(塩分1.9g)

羊や豚の腸に肉や調味料を加えて詰めてつくるので、調味料の塩分が全体の塩分量を高くしています。子どものお弁当やおやつに出してしまいがちですが、食べすぎは控えたいところです。

■8位:ベーコン(塩分量2g)

豚バラ肉を塩漬けして燻煙したものなので、塩分が高くなります。

■7位:こてっちゃん(塩分量2.3g)

フライパンで加熱する、味つけ肉の商品。香ばしい味で人気ですが、しょうゆ、みそ、コチュジャンなどの塩分高めの調味料を漬け込んであるので塩分が高めです。

■6位:ハム(塩分2.5g)

塩分はかまぼこと同程度。生ハムほどではありませんですが、水分があるので、保存性を高めるために塩分が多く含まれています。ベーコンとくらべて塩気は薄く感じますが、塩分量はハムの方が高いので注意。

■5位:生ハム(塩分2.8g)

通常のハムと違って殺菌処理しないため熟成時間が長く、腐敗しないよう塩もたくさん使われています。「生ハムメロン」のように生ハムとメロンを一緒に食べることで塩味が和らぐので、甘くないメロンの甘みを引き立せる効果を利用している料理もあります。

■4位:スパム(塩分3.4g)

肉に対して約2.5%の食塩に、香辛料や調味料を加えて保存性を高めているので塩分多め。ちなみにSPAM(スパム)は商品名で、加工肉の種類としては「ランチョンミート」と呼びます。

■3位:サラミ(塩分3.6g)

おつまみにパクパク食べてしまいがちなサラミも、常温で保存できるように塩分が高めです。塩分は食肉加工品のなかでも特に多く、ウインナーの約2倍。ちなみにサラミは水分35%以下のソーセージのことで、ドライソーセージやカルパスともいいます。

■2位:でんぶ(塩分4.1g)

原料にタラやタイなどの魚肉を使っており、調味料を加えて炒るため塩分が高くなります。大さじ1が10g程ですので、ごはんにかけるときなどの参考にしてください。

■1位:ジャーキー(塩分4.8g)

牛肉の塩漬けに調味料を染み込ませ乾燥させているので、塩分が高くなります。また、保存食としての品質保持という意味合いもあります。1枚が5g程度なので、100gとなるとかなりの量を食べることになります。

ここに挙げた食肉加工品の数々は、食事のアクセントにもなる身近なもの。サラミやジャーキーなど、ひとつ食べると止まらないタイプのおつまみには要注意です。

(文/中田蜜柑)

【取材協力】

望月理恵子・・・管理栄養士、サプリメントアドバイザー、ビタミンアドバイザー。調剤薬局、サプリメント会社に勤務後、独立。強制・禁止などの指導ではない“楽しく自然に身に付く栄養カウンセリング”と、アンチエイジングクリニックや皮膚科などで美容・肩こり・冷え・眼精疲労など“健康な人にもおこりうる悩みに対してのカウンセリング”を得意とする。現在は、健康検定協会を運営しながら、栄養専門誌など、幅広い媒体で執筆活動中。

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