FPに聞いた! 家計簿を付けたほうがお金が貯まる理由と大事なポイント3つ (2/3ページ)
次に「収支のバランス」ですが、これは「収入があって、貯金などを行って、その残りでやりくりができているか」という意味です。「先に貯めて、残りでやりくりする」ことが大事です。
「残った分が自然に通帳に貯まっている」という人がいらっしゃいますが、これでは貯金はなかなか増えません。「まず貯金をして、その残りで暮らす」。そのために家計簿を参考にやりくりをするのです。
3点目として、家計簿によって1年間の「通年の出費」を確認できます。通年の出費の中で、特に「イレギュラーな出費」に注目しましょう。家賃や通信費などの毎月必要な支出は頭に入っていますね。
でも、例えばゴールデンウイークに温泉旅行に行ったとか、冠婚葬祭の出費があった、などは、終わってしまえば「今月はたまたまだから仕方なかった」と忘れ去っていませんか?
イレギュラーな出費の場合、それが大きな金額であればあるほど、収支のバランスに影響します。このイレギュラーな出費、金額に耐えられる家計にすることは大事です。それを考える材料として家計簿が役立つのです。
■続けられない人は「イレギュラーな出費」だけでも記録しよう!
――やはり家計簿は付け続けないと駄目なのですね。
前野先生 そうですね。付け続けることが大事です。ただ、いきなり1年間つけるのは大変なので、私は相談に来られた方には「1カ月だけ付けてください」というふうに、期限を決めてやってみることをお勧めしています。
そうすると終わる期間が分かっているのでやる気も起きやすく、また、1カ月だけなので振り返りもしやすいのです。
また、どうしても続けられないという人は、さきほど申し上げた「イレギュラーな出費」が発生した際に、手帳や携帯電話などに、それだけでも記録していくと良いでしょう。これだけでもずいぶん違いますし、効果があります。
――家計簿を付けるのにパソコンを使っている人が多いのでしょうか?
前野先生 不思議なことに、私のところに家計相談にいらっしゃる方で、パソコンで『Excel』を使って家計簿のデータを丹念に積み重ねているのは男性ばかりです。女性ではこのような人はごくごく少数派のようです。