南シナ海を巡る覇権争い...中国にプレッシャーをかける日本とベトナムの内情 (4/4ページ)
暴動後数ヶ月は、自己防衛のため、町中を走る車も、ベトナムと日の丸のシールを貼って走るなどの光景も見られるようになったという。また、この時期、中国の南シナ海での石油掘削に反対するため、ホーチミンでは、女性がガソリンを全身にかぶり、焼身自殺している。現場に残されたかばんには、中国に抗議する内容の手紙が残されており、反中抗議の目的で自殺を図ったと見られている。遠く離れた米国でも、現地在住のベトナム人が、同じく反中抗議の目的で自殺。乗っていた車の中から、南シナ海での中国による石油掘削に反対する内容の走り書きのメモが見つかっている。
(※2)一方、経済面においてもぬかりない。ベトナムは今年の6月、かねてより結びつきの強いロシアが主導権を握るユーラシア経済連合(EEU)と自由貿易協定(FTA)に調印。
(※3)この会談を実現するまでに米国の際と同じく、前段階としてすでに動きが始まっており、例えば今年の8月、日本政府は政府開発援助(ODA)の無償資金協力として中古船舶6隻や海上保安関連機材を提供している。
Written Photo by クリス・フェラビー