時給の出るアイドル:瀬名あゆむ連載14 (3/5ページ)

ブッチNEWS

店内の内装はかつての『2ねん8くみ』の学校用の大きな黒板・机・椅子を再び使うことにしました。黒板が大きすぎて少し切ることになったのはちょっと悲しかったです。看板も一部描き直して店頭に置きました。
 新しい店名は『あいどるかふぇ 2ねん8くみ』、通称にっぱち!
 内装代が節約できたのもありがたかったけれど、それ以上に『2ねん8くみ』を本当に復活できた喜びのほうが大きかったなぁ。しかもアイドルカフェとして復活できるなんてね!
 大きな黒板があって、机と椅子があって、まるで本当の学校の教室みたいで、でも教室と違うのはステージがあること。そのステージで毎日アイドルたちが歌って踊り、お客様は学校の生徒のような、もしくは先生のような気分でアイドルたちを眺めたり、おしゃべりしたり、チェキを撮ったりできるのです。

5,000万円が500円に。でもそれでいいと思った

 次に考えたのはアイドルカフェの料金設定です。
 仙台駅前周辺にはすでにメイドカフェなどもあります。飲み屋街にはガールズバーもあります。私はそういう女の子がいるお店の中で、できれば一番安いお店にしようと思いました。やっぱりなんだかんだいっても、安いお店って居心地いいじゃないですか。
 それで1時間のチャージ料金を500円にしました。
 ソフトドリンクもすべて500円にしました。
 さらにはアイドルたちと撮影できるチェキの料金も、アイドル界では1,000円以上が相場のところを半分の500円にしました。
 チェキは主要商品なので安くするのは正直キツいです。でも500円にしたらみんな2枚撮ってくれるかもしれない。それでより親密度合がまして、よりファンになってくれるかもしれないなって。

 結局、いろんな料金を500円からにしました。
 アイドル運営をやってみたいと思い始めた最初の頃の六本木で「1回のライブ配信で5,000万円儲かる!」なんて興奮していたことを振り返れば、嘘みたいなスケールダウンです。
 けど、これでいいんだ、と思いました。
 できるだけ気軽にお客様に通ってもらって、チャージを戴き、ドリンクを飲んでもらって、チェキを撮ってもらって、ステージを楽しんでもらう。そうやって毎日ちゃんと売上げをあげていく。

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