期待のしすぎは悪影響!「発達障害児」を苦しめない接し方って? (2/2ページ)

It Mama

突発性、衝動性が高い注意欠如/多動性障害(AD/HD)の子が、もし欲しいものがあったとき、いきなり奪ったり相手を突き飛ばすのではなく“貸してほしい意志を言葉で示すこと”が出来るようする。このような訓練はたとえ障害を持った子であっても社会生活を送っていく上で必要です。

そこを練習するための訓練が、“療育訓練”です。

ですが、それを忘れて必要のないことまでやってしまう親や訓練のスタッフがいます。

例えば、モーター音に聴覚過敏のある自閉症児が、公衆トイレに設置されているハンドドライヤーの音に恐怖心を持っている子だとします。その音に慣れさせようと訓練した結果、外出先でトイレに行くことが出来なくなり、外出そのものを嫌がるようになってしまうこともあります。

こんな時はハンドドライヤーがないトイレに連れて行くか、多目的トイレに入り絶対に他人が急に使うことのない環境で用を足させるなど工夫して回避させてあげればすみます。ハンドドライヤーを使えないと生きていけないわけではないですよね。

親が普通の生活を出来るように頑張れば頑張るほど、子どもは辛い思いをしていくことを忘れないでください。

■親の気持ちは伝わる

子どもを不憫に思い、親が眉間に皺を寄せながら頑張っている姿を見ている子どもは、次第に“自分のせいで親が苦しんでいること”を察知します。そうすると、やたら子どもの口から「ごめんなさい」と謝る回数が増えます。

更に「ママを困らせる自分は悪い子、存在価値のない迷惑な子」と考え、自分自身を否定するようになります。これが思春期以降、鬱、引き籠り、リストカット、他害など様々な心の問題を発症させることになり、親子とも更に苦しむことへと繋がってしまうかもしれません。

いかがでしたか?

「子どものために、子どものために」と思っていたことが、いつの間にか“ママ自身のために”となっていませんか?

みんなと同じことが出来るようになってほしいと思うことは、親心ですから仕方がないことでしょう。しかし、そこで無理して子どもを変えようとしてはなりません。変わるべきは“親自身”なのです。

「この子の障害が治りますように」と神棚に祈る行為は止めましょう。「この子の障害を私自身が受け入れ子どもも私も幸せになれますように」と願いましょうね。

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