「深爪」が深刻な感染を引き起こす!? 正しい爪の切り方・3つのポイント (1/2ページ)
爪を見ると、ピンクの部分がほとんどで、先端に少し白い部分がついていますね。ピンクの部分は爪で守られているため、皮膚の一番外側にあたる表皮の構造が欠けています。「深爪」とは、このピンク色の部分まで爪を切ってしまい、爪床(そうしょう)という爪の下にある皮膚が露出してしまった状態のことをいいます。爪を切りすぎてしまったり、小児の癖によるもの、また大人でもストレスなどで爪をかじりすぎると深爪になることがあります。
今回はこの「深爪」について医師に伺いました。
深爪が感染を引き起こす原因に? 爪床は表面のバリアをつかさどる表皮が欠けているため、刺激や感染に弱いです。通常は爪で守られているため問題ありませんが、深爪になるとそこが露出してしまい、感染を起こしやすくします。また、爪床にまで感染が広がると薬が届きにくいため治りにくく、感染をコントロールするために爪をはぐ必要が出てくるケースもあります。
昔から「夜に爪を切ると親の死に目に会えない」という表現がありますね。これは、「夜爪を切ると暗いので深爪をしやすく、感染を起こして死に至るため、親が死ぬのを見る前に自分が死んでしまう」ことを表しているといわれています。今では死に至ることはほとんどありませんが、稀に感染をコントロールするために指を切断しなくてはならないケースもあります。
そのほかの疾患 また、深爪をすることで、爪が延びるときに周囲の皮膚に食い込んでしまう陥入爪(かんにゅうそう)という疾患を起こすことがあります。軽症の場合はテープなどで皮膚を引っ張り、爪から離すことで解決しますが、重症例では爪をはがしたり、手術が必要となる場合もあります。