吸引分娩を詳しく知りたい!どんな状態? その方法は? (1/2ページ)
妊婦さんであれば誰もが経験する可能性のある吸引分娩。経産婦やこれから出産を控えた女性なら知っている言葉かもしれませんが、具体的にどんな場合にどのように行うかご存知でしょうか? 今回はそんな吸引分娩について、医師に詳しく解説いただきました!
■ どんな方法? 吸引分娩とは、お産時に子宮口が全開であるにも関わらず、赤ちゃんがなかなか出てきてくれない場合に行われる処置のこと。方法は、シリコンのカップを赤ちゃんの頭に付け、吸引圧をかけて体全体を引き出していきます。
■ リスクはないの? 自然分娩とは異なり、外部からの強い力で胎児を引き出すので、まれに、何らかの影響が出ることも考えられます。これから出産を控えている人にとっては、不安要素になってしまうかもしれませんが、イザという時のために正しい知識を身につけておきましょう
<母体への影響>
強引に引き出そうとすることで、会陰裂傷や腟壁裂傷、頚管裂傷、尿道膀胱裂傷などが考えられます。
<胎児への影響>
頭に無理な力が加わることで、頭の形の変形や頭部の血腫、帽状腱膜下出血、産瘤が大きくなる、頭蓋内出血などが考えられます。
■ 赤ちゃんが出てこないのは、なぜ? <原因は主に2つ>
1. 赤ちゃんの回旋がうまくいかない
2. 陣痛が弱くなってしまった
このように、なかなか分娩できない状態が続くと疲労が蓄積されてしまい、いきむことさえもままならない状態に。すると、さらに分娩に時間がかかるという悪循環に……。さらに、この状態では赤ちゃんへの負担も大。次第に胎児の心拍数が低下してしまう、といったことも。
■ 吸引分娩に切り替えるタイミングとは 子宮口が全開で胎児も十分に下降しているにも関わらず、なかなか分娩できないとき。