あの頃の甘酸っぱい記憶も蘇る? 全国の女子高制服が大集合「イラストと写真で綴る【制服図鑑】」 (3/3ページ)

デイリーニュースオンライン

 セーラー服の三角の襟は、昔のプロマイドにあった「花ポーズ(両手のひらを顎の下で開くポーズ)」に近いんじゃないかな。自然と顔に目が行くようになっているのではと。

武井 ああ、なるほど! ということは、元々セーラー服は水兵さんの軍服でしたが、あの襟の3本線は、海上や甲板の上で、船員たちの顔を引き立たせて見やすくする為なのかもしれませんね……。推測ですが、そう考えるとセーラー服は奥が深い!!

 最近、セーラー服は減ってますね。温度調節などがしにくいので、機能性においてはブレザーが有利です。また私が考える魅力を語ると、限定されたフォーマットの中に多様なバリエーションがある点でしょうか。時間と地域によっても異なりますしね。

──今回の展示は、どういう人に見に来てほしいですか?

 特に現役の女子高生でしょうか。(展覧会を)やってる事をまず知られないとダメですね。

武井 ぼくの場合は、心の底に眠っている初恋の感覚とか、忘れてしまった甘酸っぱい記憶とか思い出してみたい方に。

 でも一番は、森さんがおっしゃるように現役女子高生ですね。お越しいただいたついでに、撮らせてもらいたいです。難しいと思いますが「○○学園のコが来てくれました」なんてツイッターに上げられたら良いんですけど。

・・・・・

 現役女子高生なら、その場でモデルとして撮影してもらえるかも!?「イラストと写真で綴る【制服図鑑】」は、東京の神保町画廊にて11月8日(日)まで開催中だ。

 森さんが20年前に手掛けたという貴重なトンボ学生服ののぼりが目印。入場は無料なので、近くを通りかかっただけの方でもちょっと覗いてみてはいかがだろうか。

 正直、これまで制服に対して「みんな同じで軍服のようだ」と若干ネガティブなメージも抱いていた。しかし、会場でたくさんの種類を見ると「もっと華やかなものだったのだなぁ」と印象が変わった。

 学校によって、時代によって、また個人の着こなし方によっても、印象が違う。鎖のような固く冷たいイメージから、繭のような柔らかくて暖かいイメージに変わったように思う。

森伸之・武井裕之2人展「イラストと写真で綴る【制服図鑑】

<開催日時>
10月23日(金)~11月8日(日)月、火、休廊
開廊時間:12時~18時(金曜日は19時まで) 入場無料

<場所>
神保町画廊(東京都千代田区神田神保町1-41-7安野ビル1階)

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(取材/平原学)

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