嫌われ者のゴキブリ、実は「軍用」として注目を浴びていた!優秀な 災害救助ロボットになる可能性 (2/2ページ)
なかでもブラベラスゴキブリの生命力はきわめて強く、エサも水も与えない状態では若いゴキブリは12週で全滅したものの、成長したゴキブリは、
・水なし/エサあり … 18週で45%
・水あり/エサなし … 14週で15%
が生き延び、両方ともない環境でも18週で5%が生存した。
水もエサもない環境で5ヶ月近くも生き延びられるのはなぜか? ゴキブリは体内にブラッタ・バクテリウムと呼ばれる細菌を住まわせているのがポイントで、この細菌が「おしっこ」を分解し、ビタミンやアミノ酸などの栄養分を作り出している。国際宇宙ステーションでも「おしっこ」を水にリサイクルし、運送コストを削減しているが、ゴキブリは誕生したとされる3億年前からもっと優れたシステムを身につけていたのだ。
さらに、尿酸(にょうさん)を蓄えるメカニズムも持ち、タンパク質やアミノ酸を作るときに必要な窒素不足に悩まされることもない。人間にとっては痛風(つうふう)の原因と言われる物質でも、ゴキブリには大事な栄養源となっている。
バツグンの生命力を持つゴキブリを「操縦」できるようになれば、捜索活動も飛躍的にラクになるだろう。ゴキブリが命の恩人となる日が来るのを期待しよう。

■まとめ
・アメリカでは、昆虫をリモコン操作する研究がおこなわれている
・有力候補は、強い生命力を持ったゴキブリ
・水もエサも与えなくても、18週間も生き延びるゴキブリもいる
・体内に住む菌を利用し、「おしっこ」を栄養につくり変えている