麦茶とコーヒーは同じ味?! 人間の味覚は意外と鈍く、簡単にだませるって本当? (1/2ページ)

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たんなる栄養摂取だけでなく、人間の楽しみでもある「食事」。これから夏に向けて旬を迎える食材が多いので、楽しみにしているひとも多いだろう。
お菓子や調味料の組み合わせによって、別の食品の味に変わるのはなぜか? 人間の舌は敏感なようで、甘さやうまみなど5つの味しか分からないので、バランスが同じ食品なら「同じ食べ物」と誤解してしまう。なかにはアボカドとマグロのように、何か加えなくても「同じ」と感じる食品も存在するのだ。

■麦茶とコーヒーは同じ味

人間が感じ取れる味のうち、ちゃんとわかっていると証明されているのは甘味/塩味/酸味/苦味/うまみの5つしかない。「キレ」「コク」などは味の感じ方でしかなく、辛みや渋みは触覚なので味ですらない。脂については「どうやら味がわかるようだ」とされているもののメカニズムは完全に解明されていない。

五味といわれる5つの味は、食べてすぐ感じる「先味」、時間が経ってから感じる「後味」に分かれ、
 ・苦味の先味 … 雑味
 ・うまみの後味 … コク
などと表現されている。いまでは味を計測できる機械も存在し、異なる食品でも、バランスが同じであれば「同じ味」に感じることが判明している。もちろん食感や温度、においも「おいしい」に含まれる要素ではあるが、これらに違いが生じないようにして試してみると、「〇〇の味がする!」とカンタンに誤解してしまうのだ。

甘/塩/苦/うまみ/コクの強さを機械で測定し、-10〜30に分類すると、麦茶は、
 ・麦茶 … 甘:0 / 塩:0 / 苦:10 / うまみ:10 / コク:5
おおよそこんなバランスで、濃度20%のコーヒーに近い。

これに牛乳と砂糖を加えると、
 ・コーヒー牛乳 … 甘:10 / 塩:5 / 苦:5 / うまみ:10 / コク:20
となり、コーヒー牛乳とほぼ一致する。つまり、薄めのコーヒーは麦茶味、コーヒー牛乳らしさは牛乳と砂糖のおかげ、と表現できる。

別の例として、成立しがたい組み合わせではあるが、
 ・牛乳+たくあん … 甘:20 / 塩:10 / 苦:10 / うまみ:10 / コク:10
となり、これは「コーンスープ」の味になる。

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