【法律】戦隊ヒーローも罪に問われる? 「正義」のためとはいえ暴力は犯罪 (2/2ページ)
- タグ:
-
法律
■ヒーローなのに110番通報?
もし戦隊ヒーローが実在したら、どうなるのでしょうか? 最新の技術で「悪」を見つけ出し現場に急行、男の子なら誰もがあこがれる「活動」ですが、じつは完全なる違法行為…戦隊は「犯罪者集団」になってしまうのです。
正当防衛は他人のためにおこなって良いだけでなく、将来起きそう、つまりまだ起きていないことにも適用されます。ただし「積極的に加害する意思がない」が条件なので、
・武器を用意する
・相手のいる場所に出向く
などは「防衛」の範囲を超えてしまいますし、まして逃げる敵に追い打ちはもってのほか。いくら地球の平和のためでも、武装して悪のアジトに乗り込んだら、逆に「正当防衛」されてしまう立場になってしまうのです。
また、法の原則として、自分で解決しては「いけない」というルールがあるので、緊急時以外に悪人を退治するのは違法行為、さらなる罪に問われてしまいます。これは自救行為の禁止と呼ばれ、たとえばドロボウ被害にあった場合、ドロボウに出くわしたときは対抗しても良いが、あとで犯人を捜し出し盗品を奪い返してはダメ、の意味で、同様に悪人をやっつけても良いのは緊急の場合に限られ、わざわざ現場に出向くと、ヒーローなのに正義?悪?とビミョウな立場になってしまいます。
もし戦隊ヒーローが合法的に活動するなら、
・悪人と戦えるのは、パトロール中に「偶然」出会ったとき限定
・武装してはいけない
・敵のアジトに乗り込んではいけない
・離れた場所から助けを求められたら、警察に通報する…
な感じでしょうか。110番通報しているヒーローを見たら、ちびっ子は幻滅してしまうでしょうので、おとなになるまでヒミツにしておきましょう。
水道橋でボクと握手!
■まとめ
・暴力を振るわれたら、反撃しても正当防衛になる
・自他を問わず「身を守るため」ならOK
・武器を用意するなど「積極的に攻撃しよう」という意思があってはダメ
・「自救行為」もNGなので、戦隊ヒーローができるのは110番通報ぐらい…
(関口 寿/ガリレオワークス)