鹿児島県長島町発、30歳副町長の挑戦「地域で輝く人材募集」 (2/3ページ)
地域の魅力は中にいるだけではなかなかわからない。
外からの視点や、外と中の交わりによって新しい魅力が見いだせると考えている。そのため、副町長に就任以来、“地域のミツバチ”の名の通り、出会った人の名刺を仕事場に貼り、自らを媒介役として、長島町に新しい人や、情報の流れを呼び込もうとさまざまな試みを行っている。
そのひとつが、町の外からの人材の積極的な登用である。今年の10月には、大手通販サイト楽天で経験を積んだ男性を『地域おこし協力隊』の第1号として採用した。
『地域おこし協力隊』とは、都市住民など地域外の人材を地域社会の新たな担い手として受け入れ、地域力の維持・強化を図る活動であり、政府の肝いりで平成21年度からスタートし、昨年は1,500人の協力隊が生まれた。
任期は最大で3年、一人当たり最大400万円の財政支援が、総務庁からある。
■ 「地域おこし協力隊」をネット募集
今回、井上副町長は、町のさまざまな課題を解決するべく、24の職種で『地域おこし協力隊』の募集を、インターネットの大手求人検索サイト、ビズリーチ社の『スタンバイ』を使って始めた。
募集する職種は、町の最大の産物であるブリをブランディングしていくために、食の情報誌を編集したり、イベントを企画運営するなど島の特産物を拡販できる人。
町の豊かな自然を活かし子供向けの自然学校を企画運営する、観光ツアーを企画できる人材など、町に人を呼び込むことのできる人。また、長島町の農産物を使って洋菓子を開発、販売できる人、バイオマスを進めるための人材、長島町の資源を活用してアートを制作する人材など、その職種は幅広い。
募集期間は平成27年12月1日まで。三大都市圏をはじめとする都市地域に在住し、採用後は長島町に生活の拠点を移し、活動できることなどが条件だ。