LEDが世界の通信に革命を起こす? (2/3ページ)
■ どうしてLEDなの?
照明器具には、LED以外にも白熱電球や蛍光灯など昔からいろいろあるにも関わらず、あえてこのLEDが注目されているのはどうしてでしょうか。
そこには、LEDが持っているある1つの特徴が大きく関係しています。
…それはズバリ点滅の早さです。
一般家庭でよく使われている蛍光灯は、50Hzや60Hz用があることからも分かるように、1秒間に50回または60回の早さで点滅を繰り返しています。
ところで、通信速度を示す単位として「bps」というのを聞いたことがありませんか?
この「bps(bit per second)」とは、1秒間に何ビットの情報量を送受信することができるかを表します。1ビットは2進数でいう1桁ですので、0または1のどちらか1つの情報を持っています。
つまり、仮に1秒間に60回点滅可能な蛍光灯を使って情報を送信する場合、蛍光灯のオンとオフがそれぞれ0と1に当たるとすれば、1秒間に60ビットの情報量を送れるわけですから、60bpsということになります。
それでは、LEDの場合はどうでしょう?
LEDは1秒間になんと1億回以上の点滅をさせることができます。ということは、1秒間に1億個(およそ100Mbps)以上のデータを送受信することが可能となるわけです。これだけの通信速度が出せれば、十分実用的に使えそうですね。
また、照明でもアピールされているとおり、使用する電力が少なくて省エネ、かつ環境に優しいという点も大きな優位性といえるでしょう。
■ まとめ
新たな無線通信手段として注目され始めてきた可視光通信。中でも、LEDを利用した通信は「可視光無線LANシステム」など、すでに商用化も始まっています。