【冴え女シリーズ(7)】[根暗な私に先輩は眩しすぎる]第8話(前半)「嘘なんかじゃない」

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※この作品は、キャラペディア公式無料アプリ【冴えない女子が一時間で告白されるハズがない!?(ボイス&イラストアニメーションドラマ集)】に収録されている作品およびストーリーの一部となります。同作品を、「声優&イラスト」付きのアニメーションドラマとしてご視聴されたい方は、是非無料アプリ【冴えない女子が一時間で告白されるハズがない!?】をダウンロードしてお楽しみ下さい。詳細は↓から。


【冴え女シリーズ(7)】[- 根暗な私に先輩は眩しすぎる -]

■作品概要
いつも一人で過ごしている空気のような存在の「彩」。ひとりが好きな「彩」は、いつも教室や図書室で本を読んで過ごしていた。ある日の放課後、図書室の貸し出しカウンターで作業をしていると、学校の有名人「健」が現れ「俺、あんたに興味があるんだよな!」と爽やかに告げられる。両極端なふたりに恋は芽生える?


●第8話(前半)「嘘なんかじゃない」


健「俺ね、あんたの事、この数十分で随分気に入ったんだ」

健「実はさ、俺本借りたことは今まで一度もないんだけど、図書室には何度か足を運んでんだよね」

彩「え・・・そう、なんですか?」

健「あんたの事は何度も見かけたことあるよ。すれ違ったことも、声をかけたこともある」

彩「・・・す、すみません・・・覚えて、なくて・・・その」

健「だと思った。図書委員会の先生って、実は俺のクラスの担任でさ。宿題とか提出物とかよく忘れるもんだから、先生に言われて図書室に出しにきたり、ここで怠けないように勉強させられたりしてたんだ」

健「ほら、俺って有名人だろ? だから、図書室に来るたび、誰かしらにちらちら見られたり、声をかけられたりしてたわけなんだけど、あ、もちろん女子からもね。その中で唯一、あんただけが俺をまったく意識していなかった」

彩「それはその・・・あの・・・」

健「俺友達も多いし、ほら、2年生にしてうちの守護神だから、女の子からはもれなく好かれていると、当時の俺は思いこんでいたんだよね。まぁもちろん、好かれるからには妬み、嫌う奴だっているのは知っていたし、実際、そんな奴らから敵意を向けられたことなんてしょっちゅうある」

健「けどあんたさは、先生いる? なんてカウンターで声をかけても、全然俺の事意識しないの。他の子はさ、俺が声かけるとちょっと頬赤らめたりあからさまに顔そむけたりして反応してくれるのに。きっとあんたは声をかけたのが俺じゃなくてもそんな対応するんだろうなって思ったら怖くなったんだ」

彩「怖い?」

健「好意でも敵意でも意識されるのに慣れてたから、学校で自分に対してなにも思わない人間がいるっていうのがショックだったんだ。あ、好きの反対って嫌いじゃなくて無関心なんだなぁってその時初めて知った」

健「なんかその時の事がずーっと後引いてさ。きっとあんたは委員会の仕事が忙しくて、とっさに気づかなかっただけなんだって思って。俺それからわざとあんたとすれ違ったり、誰でもいいのに、わざわざあんたに先生呼んでもらったりしたこともあったんだ。意識してくれないかなって。結局、今日来て顔を覚えてもらえてすらなかったってわかったんだけど」

彩「す、すみません・・・ひ、人の顔覚えるの、に、苦手で・・・」

健「俺もだんだんむきになってきちゃって、どうしたらこいつに意識されんだろって、先生と話しながらチラチラあんたの事を見てたら、あんたがあの顔してた」

彩「あ、あの顔?」


【冴え女シリーズ(7)】[- 根暗な私に先輩は眩しすぎる -]第8話(後半)へ続く


●出演キャラクター

工藤健(くどうけん)17歳:高校生
巴彩(ともえあや)16歳:高校生

●声優および制作クリエイター

シナリオ:久潟椎奈
イラスト:三月涼
男性声優:内野真世
女性声優:澤江まゆき

●アプリ概要

様々なシチュエーション、たくさんのイケメン&イケボ男性との1時間のオリジナルラブストーリー(ボイス&アニメーションドラマ)を集めた、女子のための図書館、もしくは映画館のようなラブドラマアニメーションアプリです。

●アプリダウンロード

App store
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近日リリース予定

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