外科治療が必要な「心臓弁膜症」に利用する新たな人工弁輪 (1/2ページ)
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学生時代で習ったように、全身に酸素を届けた血液は心臓の右心房から右心室へ戻り、肺動脈から肺に送られる。
肺で酸素を受け取ると、血液は左心房から左心室へ送られ、大動脈を通って全身を循環。再び右心房へと戻ってくる。
こうした血液の流れの逆流を防ぐ役割を持っているのが、心臓内の4つの部屋にそれぞれある弁だ。ところで近年は、この弁に障害が起きる『弁膜症』という病気が年々増えているという。
弁膜症全体の治療件数が増える傾向にあるなか、右心房と右心室の間に位置する『三尖弁』でも同様に手術件数が増加。10年で2倍以上に増えているとのことだ。
そんななか、エドワーズライフサイエンス株式会社が11月2日から、三尖弁治療用の人工弁輪『カーペンターエドワーズフィジオ三尖弁用リング』の販売を全国の医療機関に向けて開始し、注目を集めている。

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■ 三尖弁の弁膜症に対する外科治療に利用
同社はエドワーズライフサイエンス社の日本法人。
その歴史は、1958年に創始者であるマイルズ・ローウェル・エドワーズが、ガレージを利用して研究室を立ち上げた時点まで遡り、1960年には世界で初めて人工心臓弁の製品化に成功した、人工心臓弁と血行動態モニタリング技術の“世界的リーダー”企業なのだ。
今回のフィジオ三尖弁用リングは、三尖弁の弁膜症に対する外科治療に用いる人工弁輪だ。
逆流が生じるなど、正常に機能しなくなった三尖弁のふち(弁輪)に縫い付け、形を整えることで血流を制御し、機能回復する手術に使用するという。