覗き男の気持ちを知りたくて、記者も側溝のふたを買って道になってみた (3/3ページ)


寝そべった状態で、下からのぞいてみると、地上まで思ったより距離がある。もっと近づいてみよう。なるべくグレーチングに、目を近づける。格子の向こうをジッと眺めながら、男は何を考えていたのだろうか。

ときは8月16日未明。気象庁のデータによると、気温は26度ほど。湿度は60%台で、ジメジメとした朝だったようだ。深夜3時に潜み始め、「その時」を待ちわびる。土曜から日曜になったばかり。旧盆とも重なって、何度か酔客も通ったはずだ。「いつ吐かれるか」。そんな恐怖におびえながらも、潜み続けたのではないか。

空の色、太陽の光、風のにおい――朝8時まで約5時間、男が感じたであろう「空気」はわからなかったが、視野の狭い空間での「孤独感」は味わえた。とはいえ、なぜここまでして、男はのぞきたかったのか。体験してもなお、その根幹は理解できなかった。

さて、このグレーチング、どうしよう。有効活用する方法をご存知の方は、ぜひJタウンネットまでご一報いただきたい。
